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潔子爛漫 ネタバレ 12話 [潔子爛漫 ネタバレ 12話]

潔子爛漫 ネタバレ 12話

千代に階段から突き落とされた潔子が倒れている所に、
商談のために木村屋を訪れた有馬蒼太(石垣佑磨)と、その主人、渋澤弥彦(合田雅吏)が入ってきて、
潔子は蒼太に手当される。
幸い命には別状なく、骨折もしていなかったが足を少し捻挫してしまった潔子。


千代は、潔子を階段から突き落とした事を自ら両親とイシの前で喋り、両親を慌てさせる。
誰かにこの事がバレたら大変だと心配する千代の父親に、
「こうなったら潔子を女郎屋へ売ってしまおう」と言い出す女将。
隆道の心をさらわれたと嫉妬に狂う千代を「可哀そうに」と甘やかす女中頭のイシ。

潔子が倒れていた階段の上に千代が立ち、見下ろしていたのを目撃していた弥彦は、
不審に思ったのであるが、暖簾の陰で、それらの事の背景と企みを聞き及ぶ。


蒼太は女中部屋に潔子を運び、手当した後、
「階段から落ちるなんて、きいちゃんらしくないじゃないか。きいちゃん、何かあるのなら何でも言ってくれよ」
と話すが、
潔子は千代に突き落された事を、蒼太にも言おうとはしない。
潔子が、千代を庇って、蒼太にさえ言わない様子を知り、
歯がゆく思った弥彦は「お人よしもいいところだ」と怒る。

潔子の事故を知り、読み書きの手習いから急いで引き上げてきた女中達は、
親身に心配してくれて、潔子に、暫くは寝ておくようにと仕事を手分けしてかかる。
女中達と入れ替わりに、今度は千代がやって来て、
「出てって!早く出て行かないと、私また何をするかわからないわよ!」と潔子を責める。

潔子は「私、隆道さんとは何もないの!。私には好きな人がいて、その人にふさわしい人間になるために頑張っているの」と告げる。
そして更に「私、千代さんと友達だと思っているから、このままじゃ辛いの」と言うが、
千代は無言でプイッと出て行ってしまう。

その後、女将が潔子を女郎屋へ行かせようと、潔子へ「使いに行ってもらうところがあるんだ」
と命じている最中、玄関で「警察だ!木村千代はいるか?」という男の声がして、
女将が飛び出し応対すると、
警官を2名引き連れた上司らしき男が
「雇い人を悪意を持って階段から突き落とし殺そうとしたという通報があった」と告げ、
「千代は奥か?」と上り込んで、そればかりではなく、木村屋も
禁じられている売春業に陰で手を染めていた罪で、無期限の営業停止の命令が下る。

千代は捕縛されて連行されてゆき、
その後、女中達は「ここが潰れてしまったら、どうやって暮らしてゆけばいいのか?」と茫然とする。
その女中部屋へ、イシが入って来て「おまえのせいだ」と言って、箒で潔子をしばき上げる。
お紺が潔子を庇って「この子は殺されかけたんですよ。悪いのは御嬢さんの方だ!」と叫ぶと、
イシは「お嬢がお縄になるなんて!お嬢~っ!」と言って泣き崩れる。

今回の千代の逮捕と木村屋の営業停止は、
弥彦が、二宮盛道(高知東生)に金を積んで、警察を動かし仕掛けた事であった。
弥彦は盛道に「武家の誇りとやらを守っている娘への私の酔狂だ」と言い
「今や、武家の誇りなど、捨て去った者が多いですからなぁ」と皮肉たっぷりに盛道の顔の前に、自分の顔を寄せて眺めるのだ。

夕刻となった木村屋では、イシが放心状態で宙を見つめていた。
潔子の姿を見ると、意外にもイシは
「さっきは悪かったよ」と詫び、自分の身の上話を始める。
12歳で奉公に出てから16歳で女郎に身を落したイシの人生は、けっして幸せなものではなかった。
何度かの堕胎がたたって、子供が産めない体になったイシの生きがいになってくれたのが、
千代の誕生とその存在だったと言う。

好きな男の心に住んでいる女が憎いというお嬢の気持ちが痛いほどわかるからと、無条件に千代の味方をして来たけれど、
親代わりならば、自分こそが千代を止めなければいけなかったとイシは反省していた。
そしてイシは潔子に
「お嬢のした事、このまま黙っていておくれ。けっして誰にも言わないと約束そておくれ」と頭を下げた。

「自分で落ちたのです。誰に何を言うのでしょう」と答えた潔子の言葉に、イシは大変喜ぶ。

潔子が「私これから警察へ行って自分で落ちたのだと説明して来ます」と言うと、
イシは「大丈夫」と首を横に振り「あたしが、どんな事をしても助けてみせるから」と呟いた。

そして「ずっと、友達でいてやっておくれね。お嬢はホントは優しい娘なんだ。あんたにならそれがわかる」と涙ながらに訴えた。
潔子が「はい。もちろんです」と答えると、イシはとても安心した笑顔を浮かべた。
潔子は、この時のイシの心の内にあった決心を気付く事が出来なかったが、
潔子が生きているイシを見たのはこの時が最後であった。

なぜならば、すべての罪を被る遺書を残して、イシはこの後、首を吊ったのである。



その頃、渋澤商會では、渋澤たつ(弥彦の母/赤座美代子)が、奉公人相手に、
木村屋の千代の捕縛と、売春業による営業停止の噂をしていた。
そしてたつは「だったら、蒼太といつか、うちに来たあの武家娘も、そんな目に合っていたのかねぇ」と呟いた。

それを傍で聞き付けた蒼太は「馬鹿な事を言わないで下さい!」と怒鳴りつけると
「少し出かけてきます」と店を飛び出して行った。


むろん蒼太の行先は、木村屋である。
店に飛び込んだ蒼太は、無理をして階段下の拭き掃除をしている潔子に
「なぜ言ってくれなかったんだ!この店がそんな店だと知っていたら、きいちゃんを、もっと早く連れ戻していたのに」と嘆いたが、
潔子は、自分だけが夜の仕事を免れていた事。
千代があんな事になったのも、元はと言えば自分がこの店に来たのが原因なのだという事を話した。
こんな怪我をさせられてまで、まだ相手を庇おうとする潔子に蒼太はイライラとして、
「もう、こんな店は止めろ!千代さんとも縁を切れ!」と諭すが、潔子は「嫌です」と言う事を聞かない。
潔子は「イシさんと、千代さんとずっと友達でいると約束したから」と言うのだが…
その時、潔子はイシの「私がどんな事をしても助けてみせるから」と言った言葉と、最後の様子を思い浮かべると、
不吉な予感が脳裏を過り、突然立ち上がって、
ビッコを引きながら、あちこちの部屋をイシを探して回り、布団部屋で首を吊っているイシを発見する。
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