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潔子爛漫 原作 [潔子爛漫 原作]

潔子爛漫 原作に関して調べてみました。

結論としては、
原作はないようです。

小森名津の脚本のオリジナルのドラマだと思います。
昼ドラなんかは、原作が必ずあるとおもっていましたが。

清子爛漫のドラマを見ていると、そこまでのドロドロ感が無いので、
昼ドラの醍醐味が若干少ない気がしますが、
でも結構見ていて、ハマります。

以上 清子爛漫 原作情報でした。
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潔子爛漫 キャスト [潔子爛漫 キャスト]

人はどこまで広く、人を愛せるのか……。人はどこまで深く、人を愛せるのか……。人はどこまで不器用に、愛に生きるのか……。
日本人に根付く“愛と誇りの物語”を余す所なくお見せ致します。。

清子爛漫 キャスト 情報は以下の通りですよ。


キャスト
九堂 潔子(福田 沙紀)
有馬 蒼太(石垣 佑磨)
渋澤 弥彦(合田 雅吏)
二宮 盛道(高知 東生)
九堂 忠近(渡辺 裕之)
渋澤 たつ(赤座 美代子)
九堂 冨久(松原 智恵子 ほか)

スタッフ
脚本
小森名津
森山あけみ

演出
伊藤寿浩
島﨑敏樹(泉放送制作)
金子与志一(泉放送制作)

プロデュース
松本圭右(東海テレビ)
小池唯一(泉放送制作)
河野博明(泉放送制作)

音楽
市川淳(ミラクル・バス)

主題歌
「Ruby Eyes」Tommy heavenly6 (ワーナーミュージックジャパン)
エンディングテーマ
「棘」タオルズ(テイチクエンタテインメント Imperial Records)

制作・著作
泉放送制作

制作
東海テレビ

以上 清子爛漫 キャスト 情報でした。
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潔子爛漫 ネタバレ 26話 [潔子爛漫 ネタバレ 26話]

潔子爛漫 ネタバレ 26話

女子衆のキミ(村崎真彩)の体調を気遣い、仕事を代わりに引き受ける潔子(福田沙紀)。そんな潔子に嫉妬した久仁子(富永沙織)が高く積まれていた木箱を潔子に向け強く押し出す。崩れてくる木箱からすんでの所で潔子を救ったのは弥彦(合田雅吏)だった。潔子に覆いかぶさり、荷の下敷きになってしまう弥彦。懸命に呼び掛ける潔子の声に弥彦の反応はなく...。
鎖骨を折ったものの、命に別条はなかった弥彦。潔子は一生懸命世話をし、駆けつけた蒼太(石垣佑磨)に「もう迷わない」と告げる。弥彦がその身を挺して自分を守ってくれた。それだけで十分だ、と。そんな潔子の様子に深く頷く蒼太だったが、一方で弥彦を診察した際、気がかりなことがあって...。
一方、たつ(赤座美代子)は事件を起こしたのが久仁子だと分かっていた。どう決着をつけるか思案するたつだが...。
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潔子爛漫 ネタバレ 25話 [潔子爛漫 ネタバレ 25話]

潔子爛漫 ネタバレ 25話

「潔子の腹の子の父親はおまえか!」という唐突な弥彦(合田雅吏)の問いに、
一瞬、言葉を失った蒼太(石垣佑磨)であったが、
あまりの弥彦の邪推に
「何を仰います!それではあまりに潔子さんが可哀そうです。旦那様、潔子さんを信じてあげて下さい。潔子さんは旦那様を裏切るような人では断じてありません」と主張した。

蒼太にそう言われるまでもなく弥彦もまた潔子の性格をよく知っていた。
ただ「潔子の心には今でも蒼太が棲んでいる」その思いが弥彦の心を迷わせていたに過ぎない。
難儀な事に、この弥彦と蒼太のやりとりを玄関口の戸の外で聞いていた者がいる。
それは蒼太にぞっこんの久仁子(富永沙織)である。
ただの弥彦の邪推に過ぎないこの想像が、この後、久仁子を醜い女の嫉妬にかりたてて行く事となる。


母の葬儀を済ませた翌朝の事、潔子は、弟、忠満 (椙杜翔馬)の身支度を整えてやり、
愛情を込めて本家の方々の言う事を良く聞くようにと言い聞かせると、本家の叔父に深々と頭を下げ、
忠満の養育を、何卒宜しくお願いしますと頼んだ。

忠満が叔父に連れられて行ってしまうと、潔子はしみじみと、
広く寂しくなった九堂家の有様を噛みしめる。
九堂の家は、忠満が成人するまで蒼太が守ってくれる事になった。


蒼太は潔子にも、弥彦に言ったのと同じように「きいちゃん、旦那様を信じてくれ」と頼んだ。
蒼太は、自分が、弥彦と潔子の仲を取り持つ事で、潔子が辛い思いをせず幸せになれるようにと、
ひたすら願っての思いからそうしたのだ。
蒼太は言う。
「あの人は本当は心の優しい人なんだ。いつか必ず心を開いて下さる筈。それまでは何があっても旦那様を信じてくれ」と。
潔子は素直に「はい」と答える。
この世に、こんな汚れなき魂の男女がいるのか!と心を打たれる。


渋澤の家に戻った潔子。
たつ(赤座美代子)は相変わらず、優しく接してくれた。


久仁子は清太郎(八神蓮)との夜の営みが嫌で、それを女中のきみに押し付けようとする。
そのせいで、台所で元気を無くすきみを、潔子が心配して気遣うが、
きみが打ち明けようとしたその時に、
久仁子が来て「お客間に私の布団を運んでちょうだい」と命令する。

そして潔子には「あなた好きな男の子供を孕んだからといって、いい気にならないでね。蒼太は私のものよ。あなたなんかに負けるもんですか!」と、
お門違いな言葉を浴びせて出て行く。


弥彦と二宮盛道(高知東生)の会話の中で、
盛道に「なぜ武器商人になった?」と聞かれた弥彦は「国のため。二宮様もそうではないのですか?」と答える。
「妙な情けは人を弱くする」とも。
だが既に国からも不要にされたという思いの二宮は、最早、己が金と権力を手に入れる事しか考えていなかった。
そんな盛道にまた、忠近(渡辺裕之)の「おまえに心の誠はあるのか?!」という幻聴が聞こえる。


夜になり、きみが、清太郎と久仁子の部屋で、久仁子の言いつけに従い清太郎を待っていた。
清太郎はきみに「下がりな」と言うが、きみが動かないので、切れて
「出て行けって言ってんだよ!馬鹿野郎!」と声を荒げた。
それで、きみは出て行き、清太郎はひとり布団に大の字に寝転がり、やるせない気分に悩まされる。



料亭さざれ石では、千代がつわりで吐き気を催し、千代は思うところあって、
蒼太を店に呼び、とんでもない頼み事をする。

千代は、隆道(加藤慶祐)の夢の邪魔はしたくないから、子供の事は知らせないままで、
蒼太に産まれて来る子供の父親になって欲しいと言うのである。

隆道には、政治家としての出世に有利な、侯爵家のお嬢様との縁談が進んでいるから、
自分との事で出世の妨げはしたくないというのである。

千代の両親が、その話の内容を聞きつけてしまって、
父親が「二宮家へ乗り込んで責任を取ってもらうぞ!」と言い出して大騒ぎとなる。

八重(比企理恵)は八重で「どっちみち嫁になれない男の子供なんか降ろしてしまうんだよ」と言って、
千代を引っ張って行こうとするので、お人よしの蒼太は見るに見かねて、
「私が責任を持って二宮に伝えます。あいつは逃げるような男ではない。ですから信じて待っていて下さい」と言う。

すると、したたかな千代の両親は「では待つ事にしよう。だけど、もし二宮のぼっちゃんが戻って来なかったら、
先生が千代を嫁にしてくれ」と言い出し、蒼太は、その時は責任を取ると約束をしてしまう。



再び、渋澤家。
鏡を見て、再び、真っ直ぐに前を向いて生きる決意を新たにしてる潔子のところへ、清太郎が来て、
「出て行かないのは勝手だけど、この家の跡継ぎはこの俺だからな」と、またしても釘を刺す。

潔子の「はい。承知しております」との言葉で、全く欲のない潔子の性根に気付いた清太郎は、
なんだか癒されたような気持になり、潔子に対して、身構えてこれまで着ていた鎧を脱ぎ捨てて、
心を開いたかのようであった。


その様子を見ていた久仁子は、清太郎の心まで自由自在に操るのかと、
潔子への憎しみを更に燃え立たせた。


台所では、久仁子の無理な要求で悩んでいたきみが体調を崩しており、奉公人から、きみに言いつけられた
倉庫の中の荷の数の確認を潔子が代ってする事になった。

荷物の数を中腰になり確認していた潔子の死角に入り、高く詰まれた木箱を潔子に向かって押し倒す久仁子。
だが、それを見ていた弥彦が、崩れ落ちる荷と潔子の間に割って入り、潔子を庇って怪我をする。
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潔子爛漫 ネタバレ 24話 [潔子爛漫 ネタバレ 24話]

潔子爛漫 ネタバレ 24話

「このお方は一体どなたなのですか?」という潔子の問いに漸く弥彦(合田雅吏)が答えようとしたその時、
「おい、後妻、おまえ…」と言って清太郎(八神蓮)が入ってきた。
清太郎は弥彦の手にあった写真に目を留めると「こんなもの、まだ隠し持っていやがったのか!畜生!」と、写真を奪い取り破いてしまった。
清太郎のその行動に弥彦は怒り「何をする!貴様!」と清太郎の胸倉を掴んだが
「殺すのなら殺せ、この人殺し!この女だって、あんたが殺したんだろう」と謗りを受け、やめてしまった。
「この女のせいでお袋はどれだけ苦しんだか」という清太郎の言葉に、潔子は昔、
弥彦と前妻と写真の女の間にあったただならぬ関係を察する。

ただ「弥彦が殺した」という意味がわからない潔子。
弥彦は「俺のせいで女が二人死んだ。ただそれだけだ。二度とつまらぬ詮索をするな!」
そう言い捨てて出て行く。


蒼太(石垣佑磨)がお気に入りで、九堂家の蒼太の元に通い詰める久仁子。
その久仁子がまた蒼太に、潔子が妊娠したという情報を気軽に聞かせる。
一瞬、言葉を無くす蒼太であるが、気を取り直した風に「良かった潔子さんと旦那様、うまくいってるんですね」
と笑顔で答える。
「気になる?潔子さんの事、本当は好きなんじゃないの?」という久仁子の探りにも蒼太は、
「先ほども言いましたが、今は仕事の事で精いっぱいで」と上手く交わしてみせるのだが…。

久仁子の発言を、たまたまお茶を運んできて聞いた文乃(大鳥れい)は、久仁子に
「久仁子さん、潔子の事、宜しくお願いします」と頭を下げる。

顔色が良くなかった文乃に蒼太が「お薬を出しますから少し休まれて下さい」と言うのだが、
「大丈夫ですよ。お気遣いなく」と言って、下がろうとした次の瞬間に体が崩れ意識を失ってしまう。


渋澤の家では、潔子が、先ほど清太郎に破られた写真を、のりで貼って繋ぎ合わせていた。
丁度、完成したその時、久仁子が「潔子さん、大変よ!ご実家のお母様が倒れられたのよ!」と言って部屋に飛び込んで来た。
潔子は驚き「母が!」と声を上げると、
そこへ弥彦が入ってきて「実家へ帰るか。帰れば愛しい蒼太にも会えるな。俺と心を通わした夫婦になりたいと言ったのは口先だけだったのか!?」
とムキになって噛みつく。
そして「おまえは渋澤の嫁だ。勝手は許さん!」と感情的に潔子を縛り付けようとする。
すると潔子は「わかりました。私は渋澤の嫁です。旦那様のお許しがないのであれば…」と言いつけを聞こうとする。
だが、そんな事をたつ(弥彦の母/赤座美代子)が見過ごすわけもなく
「早く行っておあげ。嫁だからって自分の親が倒れたというのに駆け付けられない法があるもんかい」とその場を執り成す。

たつは「うちの事は気にしなくていいからしっかり傍にいて看病するんだよ」と言ってくれた。
それで潔子は急ぎ実家へ駆けつける事となった。

弥彦はまだ、潔子のお腹の子供の父親が、自分ではないのではないか?と疑っていた。
潔子が家に戻らず九堂家に泊まると言って朝帰りした時に蒼太と結ばれたのではないか?という疑いが拭えずにいた。


潔子が九堂家に駆け付けると、母は、ずっと眠ったきり意識が戻らずにいた。
蒼太は頭痛がすると言っていた事、意識が戻らない事と考え合わせると脳の病気ではないかと考えていた。


木村屋では、千代がつわりに悩まされていたが、二宮盛道(高知東生)が来たと言うので、
千代がお酌をしに部屋へ伺った際、
隆道(加藤慶祐)の侯爵家との縁談が進んでいるとの話を聞かされる。


やがて文乃の意識が戻り、母になる潔子を抱きしめ
「どんな思いがあるにしろ子を守る事が母の務め。それを忘れてはなりません」と優しく潔子の背中を摩った。
そして本家の叔父に連絡を取り、おいで頂くようにと潔子に頼んだ。


翌日、九堂の本家の叔父を文乃は、最後の力を振り絞り、正式な礼装である紋付き着物に着替えてお迎えすると、
忠満 (椙杜翔馬)を成人するまで本家で預かって下さるようにと、お願いした。

叔父は最初「我、九堂家に泥を塗った忠近の子を本家で預かるなどとは…」と難色を示したが、
文乃が「旦那様は天地神明にかけて何も悪い事はしていません。最後まで心の清い一点の曇りもなきお方でした」と強く主張したため、叔父も折れて承諾した。

そして夕刻、張り詰めた糸が切れるように文乃の容態は悪くなり、礼服のまま床に臥せると、最後の時を迎えようとしていた。

忠満には「人を恨まず憎まず、真っ直ぐに生きてゆくのです。これはお父様のお言葉でもあるのですよ。
他家で暮らす苦労もあるでしょう。でも挫けてはなりません。あなたはお父様の子です。この母の子供です」と言い残し、
潔子には「渋澤の人間として、子を産み育てる事、それがあなたの生きる道です。善き母におなりなさい」と言い残し、
そして蒼太には「あなたにこの家をお譲りします。あなたに住んで頂ければ、お義母様も旦那様もお喜びになるでしょう」と願った。
蒼太は「私には、そんな資格は…」と断りかけるが、文乃が「私の最後の願いです。どうぞお聞き届け下さい」と重ねた言葉のその気持ちを汲み取り、
有馬喜一(五代高之)が蒼太に代わり「わかりました。忠満殿が成人なさるまで、蒼太がここをお守り致します」と答え、
蒼太もそれに従い「はい」と答えたので、文乃は安堵し、蒼太と喜一に礼を述べると、
もう一度、潔子と忠満の名を呼び「強く生きるのです」と言った後、事切れて、帰らぬ人となった。


文乃の葬儀の日、弥彦は九堂家を訪れる一足先に、有馬医院へ来ると、いきなり蒼太に向かって
「潔子の腹の子の父親はおまえか!」と聞いた。
唖然として言葉を失う蒼太であった。
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潔子爛漫 ネタバレ 23話 [潔子爛漫 ネタバレ 23話]

潔子爛漫 ネタバレ 23話

心の通わないまま強引に、夫婦の契りを交わした後、
渋澤弥彦(合田雅吏)は「これで満足か?二度と俺のやり方に口を出すな」と言い捨てて、
部屋を出て行く。

惚れていると素直に言えない弥彦の心にも後悔があったが、
自分の前向きな、妻としての想いを踏みにじられた体と心の痛みを抱えて、潔子は深い悲しみの中にあった。
傷心の潔子の脳裏に浮かぶのは恋しい蒼太(石垣佑磨)の面影である。

すれ違い続ける弥彦と潔子。

その後、放心しつつも、潔子は渋澤家の台所に立つ。
女中達が「奥様、お加減が悪いようでしたらお休み下さい」と声を掛けるが、
潔子は「私なら大丈夫よ」と言って家事を続ける。

けれど、潔子の精神状態は最早、限界に達していたようで、
部屋を掃除していた途中で、弥彦の冷たい言葉を思い出し、座り込むと堰を切ったように涙が溢れだして止まらない。
いてもたってもいられなくなった潔子は、渋澤家を飛び出し有馬医院へとやってきてしまった。

しかし蒼太は留守で、潔子は、そこそこに体調の回復した有馬喜一(五代高之)と再会する。
そこで喜一に、蒼太が文乃(大鳥れい)の好意で、九堂家で事務所を構えた事を知らされる。
そこへ蒼太が戻り、薬の買い付けのために富山へ旅立つ前であると告げる。

蒼太は潔子の様子がおかしいので「何かあったのか?」と尋ねるが、
潔子はそれには答えず、話をすり替えるように、蒼太の近況の事を喜ぶだけであった。
足早に立ち去る潔子の事が心配で、蒼太は富山への出立を午後に伸ばした。

文乃は「何があったか知らないが今は渋澤家が、あなたの家なのですから早くお帰りなさい」
と促すが、潔子は「今日だけはここにいさせて欲しい」と母に頼む。


渋澤家では、たつ(赤座美代子)が潔子の帰りが遅いと気を揉んでいた。
そこへ潔子の弟の忠満 (椙杜翔馬)が「母の使いで参りました」とやって来た。
「姉を今晩、一晩、九堂の家で預からせて頂きたいのでご了承を頂いて来るようにと…」
たつが忠満に駄賃を持たせ、忠満が帰ると、弥彦は大きく、溜息をひとつつく。


潔子は、紅葉が盛りの神社へと足を向け、蒼太と駆け落ちをしようとした日に鼻緒が切れなければなどと考えていた。
そこへ蒼太が現れ「きいちゃん、将棋をしよう」と言う。
将棋を指す事で、蒼太はまた潔子が生まれた日の思い出を辿る。
蒼太は潔子に将棋であっけなく詰まされてしまった。
潔子は「今は集中なさいませ」と言うのであるが
蒼太は「しょうがないだろう。今は、気が気じゃないんだから」と言葉を返す。
「何があったかは聞かない。でも、きいちゃんが笑顔でいてくれないと俺は何にも手に付かないんだ」
例え結ばれずとも潔子の事を変わらずに思い続ける蒼太の熱い心に触れ、潔子は励まされ
少し元気を取り戻す。
だが、それは本心とは裏腹に潔子に冷たい態度しか取れない弥彦にとっては波乱含みの皮肉な結果なのだろう。

翌朝、渋澤家に戻った潔子に、
弥彦は早速「どうどうと妻が朝帰りとはいい時代になったものだな」と皮肉をぶつける。
潔子はすぐさま「一晩、家を空けてしまった事は申し訳ありませんでした。
今後はそのような事がないように旦那様のために努めさせて頂きますので改めて宜しくお願い致します」と、
畳の上に手をついて詫びる。


その数か月後、潔子が身篭っている事がわかる。
たつは大喜びするが、清太郎(八神蓮)は、自分の立場が危うくなるのではないかと心配し、
弥彦ときたら本当に自分の子供なのか?と疑う始末である。

潔子は、母となる決意を胸に、
改めて弥彦に「このお方はどなたなのですか?」と木箱にしまわれていた女性の写真を見せて尋ねる。
相変わらず「おまえには関係ないと言ったはずだ」とつっぱねようとする弥彦だったが、
潔子が真剣な目をして
「生まれて来る子のためにも、私は旦那様とお心を通わせた夫婦になりたいのです」と訴えるので、
漸く弥彦は真相を口にしようとする。
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潔子爛漫 ネタバレ 22話 [潔子爛漫 ネタバレ 22話]

潔子爛漫 ネタバレ 22話

毅然として弥彦(合田雅吏)に立ち向かった潔子に、
清太郎(八神蓮)は、亡き母の写真を見せて、
母が、冷たい態度を取り続けた弥彦に一度も顧みられる事もなく命を落とした悲しい過去を語り、
「あんたも親父に殺されないうちに早くこの家を出て行った方がいい」と忠告をする。

清太郎の母は裕福な商家の娘で、持参金目当てに渋澤家に迎えられ、
その持参金で、当時傾いていた渋澤家は持ち直したのだと言う。


その頃、久仁子は有馬医院へ押しかけ、頼まれもしないのに蒼太(石垣佑磨)の手伝いをしていた。
蒼太の方では、そんな久仁子の扱いに困っていたが、
久仁子は「ここにいると生きているという気がする」と言って帰ろうとしない。

天真爛漫な久仁子は、蒼太が「もうここは父に任せて商いの方に重心を置く」と話すと、
「だったら商いの方も手伝う」と言い出して埒があかない。


渋澤家の方では「商売の事を少しでもわかるようになりたい」と考えた潔子が、新聞に目を通そうとしていた。
そして潔子はたつに「女が仕事を覚える事ははいけない事でしょうか?」と聞く。
たつは潔子に、一旦、暖簾を背負って立ったら、商人の信用の前には男も女もないと答える。
潔子は「たとえ奥にいても、商いの事を知ると知らぬとでは違うと思うのです。心構えだけはしておきたいのです」と話す。
たつは「新聞だって本だって好きに読んだらいい。あんたの好きなようにやればいい」と言ってくれた。


さざれ石で「アメリカ行きが明後日に決まった」と千代に告げる二宮隆道(加藤慶祐)
千代は自分と揃いのお守りを手渡して無事を祈る。
隆道は、自暴自棄になっていた自分を救ってくれたのは千代であると感謝を述べると去って行った。

その後、隆道は、喧嘩別れになったままであった蒼太の元を訪ねると、
アメリカ行きを告げて「潔子さんに事実を告げないで、このまま行って良いものかどうか」と、
悩める胸の内を打ち明けた。
蒼太は「俺も同じだ」と言い
「だが真実を告げたところで誰も救われないのなら自分の胸に秘めて何かあった時は、今度こそ俺がきいちゃんを守る」
と決意を語った。

蒼太の父、喜一(五代高之)もまた、隆道に
「君の父上のなされた事は許される事ではないが、君がその罪を背負う事はないのだ。
君は君の人生を真っ直ぐに邁進なさい。それが亡くなった方々へ出来る唯一の事だ」
とエールを贈ってくれた。

蒼太と隆道は、互いに成長を成し遂げて3年後に再会する事を約束し、酒を酌み交わした。
その様子を、喜一は微笑みながら見守っていた。

その頃、潔子は、熱心に商売の事を独学しており、没頭するあまり、そのまま朝を迎えてしまった。
そして、フッと、本棚の奥に隠すように置かれた木箱を見つけ開けてみると、そこには女性の写真が入っており、
「どなたかしら…?」と疑問を持って眺めていた。

そこへ女中が「奥様」と呼んだので、そのまま木箱を重ねた本の上に置いて出て行くと、
清太郎が台所で大の字になって眠り込んでいた。
久仁子に部屋に鍵を掛けられ締め出されたので台所で寝ていたのだと言う。

そこへ清太郎の尻拭いのために神戸へ行っていた弥彦が帰って来る。
損害は最小限に食い止められたという事で、疲れた弥彦は奥で休むために、夫婦の寝室へ入って行った。


すると、部屋には、先ほど潔子が出したままになっていた木箱の写真が、無造作に置かれていたので、
それを見て、弥彦は激怒する。

潔子が、勝手に写真を見た事を詫びても、弥彦の機嫌は直らず、
更に潔子が「その写真の方は誰なのかお聞かせください。私は妻として旦那様のお心に触れたいのです」と強く願ったので、
疲れていたにも関わらず、弥彦はムキになって「そんなに妻だと言うのならば妻らしい事をしてやる」と、
潔子を押し倒して、そのまま夫婦の契りを交わしてしまう。
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潔子爛漫 ネタバレ 21話 [潔子爛漫 ネタバレ 21話]

潔子爛漫 ネタバレ 22話

口論となった翌日から弥彦(合田雅吏)が家へ戻らなくなり、
たつ(赤座美代子)は潔子に「迎えに行ってやったらどうか」と言うのだが、
弥彦の考えている事がわからない潔子は躊躇ってしまう。


清太郎は 弥彦の留守中に社長室の弥彦の席に腰かけていた。
たまたま目の前に置いていかれた小豆相場の覚書を見て、浅はかなな素人考えで手を出してしまう。
いつも見くびられ、冷たくされている嫁の久仁子に見直されたかったのだ。
だが、それは値動きの不安定な危ない相場であった。


九堂家の一室を借りて事務所開きをする事になった蒼太は、
文乃(大鳥れい)に手伝ってもらい、書類や書籍、机、椅子などを運び込み、いよいよ商売を開始する。
蒼太は“富山の置き薬をインドや清国などの外国へ売って、得た利益で国内用の薬を安く提供する”
というビジネス構想を持っていた。

蒼太は文乃と、亡き九堂忠近(渡辺裕之)の清廉であった人柄の話をして、忠近を死に追いやった張本人が、
二宮盛道(高知東生)であるという事を思い出したが、
もしその事っを知れば、更なる深い悲しみを与えるだけのように思え、
文乃にも潔子にも言えぬままでいた。


一方、大山(大出俊)から、渋澤弥彦(合田雅吏)の元へ軍事予算拡張の知らせが届き、
その朗報を持って、弥彦は二宮盛道(高知東生)の元を訪れる。
「これで帝国海軍の礎が出来る」と喜ぶ盛道。
盛道は弥彦に「何か礼をしよう」と言ったので、
弥彦は、盛道が借金の利子として奪った20円の返金を願う。
その後、弥彦は有馬医院へ行き、その20円を蒼太に返す。

二宮は、大山が軍備拡張へ動いた事で、海軍の上司にそれなりの評価を得たが、
そこに付け込み「私を連合艦隊の司令部にお引き立てください」と願い出て、
「逆賊」や「そろばん侍」などと呼ばれ、にべもなく断られる。

一応「お待ちください。私も元武士、国の大事に命を掛けねば何のために生きて来たか!」
と誇り高い武士のフリをして見せるが「あまり欲をかけば貴様のためにならんぞ!」
と、それが詭弁である事をあっさりと見抜かれてしまっていた。


潔子は、たつから
「弥彦はあんたに出会ってから変わった。あんたの父親を監獄から出すために金を出したのは弥彦さ」と教えられ、
そしてまた、あんたには苦労を掛けるけれども、自分も力になってあげるからと励まされる。

その後、潔子は訪ねてきた千代(渋谷飛鳥)から、弥彦が、さざれ石で寝泊まりしている事を聞く。


たつから聞いた話や千代との会話などに思い巡らせ、
翌朝、決心して潔子は、さざれ石に弥彦を迎えに行く。

しかし弥彦は「俺のやる事に口を出すな!帰れ!」と突っぱねようとする。
潔子は弥彦に、いつまでも逃げるのは卑怯だと言い返し、またしても言い争いになるのだが、
「おまえの胸には今でも蒼太が住んでいるくせに」と言われてしまう。
潔子に対して素直になれない弥彦は自分自身に苛立つ。

そこへ番頭の須田が、清太郎が小豆相場に手出しをして大損をした事を知らせてくる。
損害額は2000円(現在の金に換算すると2億以上の大金ではないかと思われる)

弥彦は急いで渋澤商會に戻るのであるが、当の清太郎はケロッとして
「商品取引なんて博打みたいなもんだろ。また次で稼いでやるよ~」と事の重大さを全くわかっていない。

そんな清太郎に、切れた弥彦は
「おまえなんか作るんではなかったわ!」という暴言を吐いてしまう。

それを聞いていた潔子は
「いくらなんでも今の言い方は酷いから、取り消して下さい!これは商売の話ではなく家族の話です」と弥彦に迫るのであった。
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潔子爛漫 ネタバレ 20話 [潔子爛漫 ネタバレ 20話]

潔子爛漫 ネタバレ 20話

潔子は「抱いてやる」と言って迫って来た清太郎(八神蓮)を持っていた箒で撃退した。
清太郎はすぐに腰が砕けて降参する。

たつ(弥彦の母/赤座美代子)は仏壇の前妻を拝み、
弥彦(合田雅吏)の再婚を勘弁してやって欲しいと手を合わせる。

家の仕事に精を出していた潔子を、久仁子(富永沙織)が外出に誘い、出かけた所はさざれ石の呉服屋の出張販売。

そこで久仁子は何枚もの反物を見立てて、潔子さんも渋澤のツケにして、自由に買えばいいと勧めるが、
倹しい潔子はいらないと言う。

だが久仁子は「注文した反物は全部、潔子さんに差し上げるわ。これから私達、仲良くやっていきましょうね」と、
信愛の情を示すのだった。

そこへお紺がやってきて潔子を呼びだす。
千代が会いたいと言っているそうだ。

潔子が帳場へと千代に会いに行くと、千代は潔子に相談事があると言う。
千代の相談事は、二宮隆道(加藤慶祐)が、どうしても思い切れないという事だった。

千代が「潔子さんは有馬様と逃げようとは思わなかったの?」と尋ねるので、
潔子は一度は逃げようとしたが、やっぱり逃げられなかったという経緯を話して聞かせ、
「もし、あの時、行っていたら運命は変わっていたのかもしれない。だけど今はもう私はこの道を行くしかないの」
と、いつもながらの芯の強さを見せる。


渋沢に戻った潔子は女中に、自分の部屋へ届いていた反物を渡し、呉服屋へ返しておくようにと頼む。


千代と逢瀬を続ける隆道は「俺と一緒にならないか」と言い出す。
隆道は、さざれ石へ婿に来ると言うのだが、
「政治家になって国の為、民の為の政治をする」という隆道の夢を知っている千代には、
その夢を捨てようとしている隆道を受け入れる事が出来なかった。
千代は、ヤケクソになっているとしか見えない隆道をひっぱたいて
「自分に負けないで。何があったか知らないけど、夢から逃げないで」と励ます。

千代にぶたれて正気を取り戻した隆道は、父にアメリカに留学すると告げる。
後3年すれば隆道も選挙に出られる年齢になる事から
「世界を見て、この国の未来を考えて来る」という考えを話す。


二宮盛道(高知東生)は、渋澤弥彦に「大山の件はどうなっているのだ」と尋ね、
弥彦は「まぁ、そう焦るな。大山は必ず動かしてみせる」と答える。


隆道の申し出は断ったものの、やはり隆道を思い切れない千代は、結局、縁談を断ってしまう。
千代は、母の八重(比企理恵)に、一生、結婚はしないと決めたと言う。
何がどうしてこうなったのかわからない八重は仰天して言葉を失う。


蒼太(石垣佑磨)は、報告やお詫びのために、潔子の母、九堂文乃(大鳥れい)を訪ねる。
父親喜一(五代高之)の体調も快方に向かっている事。
今はただ潔子の幸せを願っている事などを蒼太が述べていると、
潔子の弟、忠満 (椙杜翔馬)がやって来て
「蒼太さんの意気地なし!姉さんを死神商人などに奪われて悔しくはないのですか!」と怒る。
忠満の心も傷つけてしまった事に改めて胸を痛める蒼太。

蒼太は文乃に、父の体も回復して来ているので、いよいよ商売の事務所開きをしようと思うとの報告をする。
それを聞いた文乃は、九堂家の一室を事務所として提供したいと申し出る。


弥彦と潔子の婚礼で仲人を務めた大山が、潔子に会いに渋澤商會を訪れる。
大山は潔子と弥彦の結婚があまりに唐突であったために、
潔子には不本意な結婚であったのではないか?と疑い、潔子の本心を確かめに来たのであった。
潔子は大山に細かい経緯は話さず
「大山様、これは私が自分で決めた道です。後悔は致しておりません」と話したので、
大山は安堵した。
そして大山は胃に癌がある事を明かす。

弥彦が帰宅し、奉公人から大山の訪問を聞かされると、
「ついに山が動いたか」と呟いた。

そして弥彦は、大山をもてなしている潔子のいる部屋へ行き、
「いつも潔子の事を気に掛けて下さりありがとうございます」との挨拶も、そこそこに、
維新の折の、大山ら肥前の武士の、列強諸外国から国を守ろうとした志を持ち出して、
今また日本は、国を守るための軍備拡張の時であると力説を始めた。
だが、大山は何も答えなかった。
戦争は避けたいと思っていた大山であるが、
「今立たねば、国を守るために、維新の折に共に戦い散って行った同志の命が無駄になる」という弥彦の言葉が、
彼に戸惑いを与えた様子ではある。


潔子は大山を外まで送ると「お体ご自愛下さい」と言葉を掛けた。
潔子は心から大山の健康を願っていたので、大山にもそれが伝わり
「潔子どのと来年の桜を見る事を楽しみにして体を大切にしますよ」と言って去る。

家に戻ると潔子は、弥彦が大山に、自分の事を守るべき者と言ってくれた事を喜び、礼を述べるが、
「あれは詭弁だ。ああいうと大山の気持ちに響くだろう。その為におまえを妻にしたのだ」
と武士の他者への思いやりが扱いやすいと笑ったので、
潔子は「人の誇りを踏みにじるような真似をして恥ずかしくないのですか?!」と怒り
「今のお話すべて大山様に打ち明けて来ます」と言い出したので、今度は弥彦が
「ふざけるな!俺のやり方に口を出すな!おまえは所詮、金で買われた嫁だ」と怒り出し、
夫婦の間には深い溝が入る。
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潔子爛漫 ネタバレ 19話 [潔子爛漫 ネタバレ 19話]

潔子爛漫 ネタバレ 19話

手に手を取って駆け出した蒼太(石垣佑磨)と潔子だったが、潔子の草履の鼻緒が切れて、駆け落ちは中断されてしまう。
その場に座り込み泣き濡れた二人。

そして、予定通りに弥彦(合田雅吏)と潔子の結婚式は執り行なわれた。

いつも通りに、有馬医院で蒼太は患者を診察し、庭の紅葉の葉を見ては、
潔子の言葉を思い出す「例え、私達がこれからどんな道に歩もうと、私の心は蒼太さんのお傍におります」

千代もまた、二宮隆道(加藤慶祐)の事を諦め、別の人と、自身の縁談を進めようとしていた。
母の木村八重(比企理恵)は、この縁談に大変乗り気で上機嫌だ。
八重が縁談の相手を見送って出て行き、千代が、丁度一人でいるところに酔っぱらった隆道が、
崩れるように入ってくる。
隆道は、正体を無くすほどに酒に飲まれていた。
千代には、隆道が、それほどまでに荒れる理由がわからなかった。
「一体何があったんですか」と案じる千代に、隆道は抱きつき、そのまま男女の契りを結んでしまった。


婚礼も無事に終わり、
渋澤家の方では清太郎が、自分より若い嫁が家にやって来た事で、自分の立場が危うくなるのではないかと、
妻の久仁子相手に愚痴を零していた。
だが久仁子にとっては、そんな事はどうでも良く、どこ吹く風であった。

弥彦は、大山に「これからも潔子をよろしくお願いします」と挨拶をしていたが
「はい。しかし、その事と、あなたの仰る軍備拡張とは別物として頂きますよ」と釘を刺されていた。
弥彦は「承知しております」と答えたものの、守りの固い大山に、少々気持ちを挫かれていた。

白無垢姿のままで、一人取り残された潔子は、義母となったたつ(赤座美代子)に、丁寧な挨拶をしていた。
「あいよ。でもあんたは、これで良かったのかねぇ?」と気遣う、たつであったが
「嫁いだ以上は渋澤の嫁として精進してまいる覚悟は出来ております」と潔子は、あくまでも前向きだった。
承知したと言うたつは、早速、潔子に着替えて働くようにと命じる。

たつは、着替えを済ませた潔子を台所へ連れて行くと、女中達に紹介した。
そして潔子が、たつに、渋澤家の食事時間や、やり方を教わっていると、
久仁子が洗い物を女中に渡しにやってきて
「あなたも人身御供みたいなものなんでしょう。同じ身の上同志、仲良くしましょうね」と話しかける。
たつが久仁子に「年は下でも潔子はおまえ達のおっかさんになるんだから言葉に気を付けなさい」と注意すると、
久仁子は「あら~そんな事を聞いたら清太郎さんがまた大暴れしますわよ。余程、後妻さんが来たのが気に入らないみたいで」
と言い残して去ってゆく。


隆道と男女の契りを交わした千代の心は揺れていた。
それで、八重が帰って来ると早速「この縁談無かった事にして欲しい」と一旦は言い出すが、
意味のわからない母に「そんな事出来るわけないだろう」と言われると「そうよね」と、すぐに前言を撤回する。


久仁子は有馬医院へ出かけて蒼太に、
清太郎が潔子に対して、自分の立場を乗っ取られるのではないかと案じて、
カリカリしている事を知らせる。

「潔子さんは、そんな人ではありませんよ」と、蒼太は言った。
だが、その時、その言葉を受けて、久仁子が発した「でも、子供でも出来たら」という言葉が、
蒼太の心を傷つけた。
「往診を頼まれているから」と言って久仁子を帰した後で、潔子のくれた万年筆を見つめて
沈み込む蒼太を、体調のいい父、喜一(五代高之)が剣道に誘う。

心に迷いのあった蒼太は、喜一にすぐに竹刀を振り切られ、
「大切な人を犠牲にして叶える夢など夢と言えるのでしょうか?」と胸の内を吐露する。

すると父は「本来、夢とはそういうものなのだ。血反吐を吐き傲顔不遜にもならなければ夢など掴めるものではない。
力を得るという事には孤独が伴うものなのだ。一つを得れば一つを失う。それが世のならいだ。万人の幸せのために生きて行くと決めたのなら己の孤独を恐れるな。強くなれ蒼太」と諭す。


潔子は初夜の覚悟をして弥彦を待つが、夜遅く部屋へ戻ってきた弥彦は潔子に触れようとはせず
「今日は疲れた、もう寝る」と言って、さっさと自分の布団に入り目を閉じる。
潔子が「おやすみなさいませ」と挨拶をして、自分も布団に入り寝ようとすると
「勘違いするな。おまえはただのお飾りの妻だ」と言われる。

翌朝、弥彦が目を覚ますと潔子の布団が綺麗に畳んであって、弥彦は慌てて潔子の姿を探す。
台所にいた潔子が「おはようございます」と駆け寄って来ると、
弥彦は不機嫌に「おまえは、ただのお飾りだと言っただろう!メシなんか作らなくていい」と命令する。
しかし潔子は「ですが、私はお飾りでいるのは不向きなのです。働く事が好きなのです」と笑顔で言う。
そして健気に妻の仕事をこなそうとする潔子。
そんな潔子をしきりに疎ましがる素振りをする弥彦に、たつが苦言を呈する。
その様子を覗き見ていた清太郎は
「おまえ達、まだちゃんと夫婦になっていないんだね」と言ったたつの言葉を耳にして、ニヤつく。

店のデスクに着き、仕事を始めた弥彦は、フッと
「どうか潔子さんを幸せにしてあげて下さい」と言った蒼太の言葉を思い出していた。
本当は潔子に惚れているのだが、どうしても素直に接する事が出来ない。

その後、潔子が部屋の掃除をしていると、清太郎が入って来て
「まだ抱いてもらってないんだって。親父の代わりに俺が抱いてやろうか」と言って迫って来た。
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潔子爛漫 ネタバレ 18話 [潔子爛漫 ネタバレ 18話]

潔子爛漫 ネタバレ 18話


渋澤弥彦(合田雅吏)は蒼太を帰らせると、二宮盛道(高知東生)の前に札束を積み
「この金で地券と証文を頂きたい」と告げた。

金だけではなく海軍の予算が盛道の思うように下りないという裏事情も知っている弥彦は、
海軍の勘定方をしている二宮の泣き所を知っており、その点でも力になる為に潔子を譲れと切り出したのである。

肥前の武家の出である政治家、大山の気持ちさえ動かす事が出来れば、武器商人である弥彦は、
うまい商売が出来る。
そのためには大山の主君にあたる大名家の血筋を引く潔子を是非とも手に入れたいと思うのである。


蒼太は弥彦に言われた通り、渋澤商會で弥彦の帰りを待っていた。
そこへ弥彦の息子の清太郎がフラリと戻る。
清太郎は蒼太が気に入らないので冷たい態度を取るが、それとは逆に清太郎の妻の久仁子は蒼太がご贔屓で、
蒼太の姿さえ見ると付きまとって仕方がない。

だが、そうこうしているうちに弥彦が戻り、二宮から取り戻した地券と証文を差し出した。
「二宮があの娘に手を出す事は当分はない。安心しろ」
そして弥彦は潔子に、蒼太さんを救って下さいと頼まれたのだと打ち明ける。

弥彦は、父親が倒れて、代わりに患者を診ているという蒼太に苛立ちを見せ
「あの娘は俺がもらうぞ」と教えた。
その件は潔子も承知している。
弥彦は潔子を嫁に迎えるという条件で潔子を救ったのだと蒼太に話した。

自分のふがいなさに言葉を失う蒼太。
その蒼太に「力を持て!この俺を越えて見せろ!」と檄を飛ばす弥彦。
だが弥彦は「手に手を取って逃げるのならば、俺は追いかけたりはしないぞ」とも言う。
「1日だけ待ってやる。おまえが決めろ」それが弥彦なりの情けなのだとわかりながら、
戸惑う蒼太であった。

蒼太が有馬医院に戻ると、潔子が、何事もなかったかのように患者の世話をしていた。
患者達の姿を見ると、やはり、彼らを見捨ててなど行けない蒼太である。

夕刻、蒼太は潔子に「地券と証文は渋澤の旦那様が取り戻してくれたから、もう何も心配しなくてもいい」と潔子に告げた。
そして潔子と駆け落ちする事も考えてはみたけれど、やっぱり自分は患者を見捨てては行けないとの心の内も伝えた。

潔子は蒼太に万年筆を差出し「よろずの年月の筆と書いて万年筆と言うそうです。私の代わりによろずの年月、蒼太さんのお役に立てたら嬉しいです」と言うのだ。
蒼太は潔子を守る事も出来ず、傍にいる事さえ叶わなかった事を詫びるが、潔子は
「進む道は別々でも私の心は、きっと蒼太さんのお傍にいます」と誓う。
ガラス戸越しに差す夕暮れのほのあたたかい日差しの中で、潔子を抱きしめて「きいちゃん、幸せになってくれ!きいちゃん」と泣きながら願う蒼太であった。


潔子が千代に、蒼太ではなく渋澤に嫁ぐ事になった事を報告すると、千代は大変残念がる。
しかし潔子は「大切な人だからこそ、私のせいで、その人の夢を潰したくない。だからこれでいいの」と話す。


蒼太は再び、弥彦の元を訪ね、弥彦の本心を確かめる。
「旦那様は潔子さんを愛しいとお思いなのですよね?」
弥彦は「そんな感情はない。あくまで大山を手繰り寄せるための道具だ」と意地を張って本音を隠すが、
蒼太は「本当は心根の熱いお方である旦那様を信じております。どうか潔子さんを幸せにしてあげて下さい」と、
真剣に頭を下げるのである。


二宮隆道(加藤慶祐)もまた、父から、潔子が死神商人に買われていった事を聞かされ傷心する。

翌朝、潔子は3年余りを務め上げた料亭「さざれ石」の人々に別れを告げて、
その足で、実家へ向かい、母の文乃(大鳥れい)に渋澤に嫁ぐ事になったと報告する。
心配しつつも、母は潔子に自分が九堂家へ嫁いで来た時の花嫁衣裳を与え、
この先、生涯を渋沢のご主人様と添い遂げるようにとの心構えを告げた後で
「人を表面だけで推し量らず、その心の神髄を見つめる事が大切なのですよ」と教える。

一方、弥彦は大山に、潔子との結婚の報告をしていた。
弥彦が仲人を大山に頼むと「当然、潔子殿も納得されてのことでしょうな?」と、
この結婚が純粋なものであるのかの探りを入れてきた。
大山は、商売に利用するための嫁取りではないか?と潔子の身を案じたのであろう。


蒼太は潔子が置いていった万年筆を見つめては、潔子の事が諦めきれないで心が揺れていた。
そして、とうとう、潔子への想いが堰を切って、蒼太は潔子の元へと走り出す。

蒼太は実家の縁側にいた潔子の手を取ると
「きいちゃん、行こう!」と言って走り出した。
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潔子爛漫 ネタバレ 17話 [潔子爛漫 ネタバレ 17話]

潔子爛漫 ネタバレ 17話

二宮盛道(高知東生)は、潔子を汚すために妾にすると言う。
それは、潔子を見ていると武士の魂が蘇らされて苦しめられると言う身勝手な理由からだ。
だが潔子は「お金は、蒼太(石垣佑磨)と共に頑張って1年ですべてお返しします」と、その申し出を断る。
潔子が蒼太の事を「世の中の弱い人のために自分の人生のすべてを掛けようとする尊い志の人」
と言うと、盛道は「弱者を切り捨てられぬ臆病者か」と絡む。
しかし潔子も負けずに「二宮様こそ、ご自分の生き方に誇りを持てぬ臆病者ではございませんか!
武士とは己の利のために生きる者ではないと教わっております」
と言い返す。

その言葉に盛道は腹を立て、それほど、その男が有能であると言うのならば潰してやると卑劣な事を口にした。
「せっかくの才能も実力を出す機会がなければ花は開かぬ。おまえがその男を破滅に追いやるのだ。」
この盛道の脅しに潔子は不安を感じるが、それでも蒼太を信じて生きて行こうと思う。

有馬医院に戻り、2人で診療をしていると、木村権蔵(金山一彦)がやって来て、
利子を払えと言う。
2倍の返済の上に利子を取るなどとは、悪徳金融でも、なかなか、そこまではしないという非道ぶりであるが、
月20円のその利子を、奥で休んでいた蒼太の父、有馬喜一(五代高之)が払ってくれた。
先祖が残した医学書を売って作った金である。


利子を取りに来たのは、やはり二宮盛道の差し金で、
妾にしようとしたり、九堂家の地券を取り上げたり、払いきれない利子を課したりと、
潔子を追い詰めていた父の所業を知った盛道の息子、隆道(加藤慶祐)は、激しい憤りを父にぶつける。
すると盛道は逆切れして隆道に軍刀を投げて「これで俺を刺してみろ!惚れた女を救いたければ、それぐらいの気概を見せて見ろ!」と支離滅裂で話にならない。
一旦、軍刀を抜いた隆道だが、卑劣で鬼畜のような人間でも自分の父、殺す事も出来ない。

行き場のない苦しみに家を飛び出した隆道は、嵐の中を蒼太のいる有馬医院まで疾走した。
濡れ鼠になった隆道に「何があった?」と聞く蒼太。
隆道は「俺を殺してくれ!」と何度も繰り返した後に、
ついに、自分の父が九堂校長に冤罪の罪を着せて死に追いやった謀略を告白し、
その事を知っていながら黙っていた自分もまた裏切り者だと言って詫びた。


とうてい許す事の出来ない蒼太は「出て行け!もう二度とおまえの顔は見たくない!」と叫ぶ。
隆道は去り際に「潔子さんを助けてやってくれ。もうおまえしかいないんだ」と弱弱しく願うと、
再び雨の中へ姿を消した。

泣き叫ぶ蒼太に、父、有馬喜一(五代高之)は、
もう自分や患者達の事は背負わなくていいから、
潔子さんと二人、どこか遠くへ逃げて、平和に暮らせと言う。
「男は本当に大切なものを1つだけ命がけで守ればそれでいいのだ」と喜一は言うが、
心の優しい蒼太には、そんな事は出来ない。


潔子は、盛道から言われた不穏な脅し文句を思い出し、不安に怯えていた。
そしてお紺と話すうちに、また心は
「大切な人の夢を支えたい。大切な人の夢を潰すような事をしてはいけない」というところに揺り戻っていった。

潔子は蒼太の夢を支えるために、覚悟を決めて渋澤弥彦(合田雅吏)の元に相談に訪れた。
潔子は「私はどうなっても良いから、蒼太さんのの苦境をお救い下さい」と弥彦に頼む。

その頃、蒼太は二宮盛道に会いに行っていた。
蒼太は「あなたに少しでも武士の魂が残っているのなら自主して下さい」と願うが
盛道は「武士の魂など、とっくに捨てたわ」と言い放つ。
そして蒼太は更に、盛道が潔子に執着する理由と、その狂気を知り「あなたを告発する」と宣告するが、
「俺がいなくなっても借金は残る。借金の形に女郎屋に身を落させるのも一興だな」と脅してきた。
潔子を守りたい一心の蒼太は、土下座をして「一生、あなたの手足となり働くから潔子さんにだけは手出しをしないで下さい」と願うのだが、
盛道は聞く耳を持たない。
と、そこへドアを開けて弥彦が入ってきた。
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潔子爛漫 ネタバレ 16話 [潔子爛漫 ネタバレ 16話]

潔子爛漫 ネタバレ 16話

潔子が背負わされた200円の借金の事を知った蒼太は、潔子の元に駆け付けて、
潔子を抱きしめて言う。
「借金の事、二宮から聞いたよ。ごめん!俺が頼りないせいで、きいちゃんに辛い思いをさせて。後は俺に任せてくれ」
だが潔子は「大丈夫です。私一人で何とかしますから。蒼太さんには迷惑、掛けられませんから」と、
相変わらず、蒼太(石垣佑磨)の事を思うばかりに強い抵抗を示す。
だが、それが蒼太にしてみれば、もどかしく水臭いのだ。
「迷惑くらい掛けてくれよ!きいちゃんを守るには、俺は自分で力を付けるしかないと思ってきた。だからこの3年、きいちゃんに会わず頑張って来たんだ。だけど…だけど間違っていた。もう何も心配しなくていいから!俺がきいちゃんを守る!」
そう言って再び、潔子を抱きしめる蒼太の決意に潔子は熱い涙を流す。

蒼太は、木村権蔵(金山一彦)が営む木村金融に、潔子の借金は自分が背負うからと掛け合いに行く。
「渋澤から独立して自分で商売を起こし、200円くらい1年で返済してみせます」と言う蒼太に、
阿漕(あこぎ)な商いをする権蔵は、1年待たすのだったら2倍の400円を返せと言い出す。
400円を1年で返済するという誓約書に署名をして、その場はなんとか凌いだが、
既に、九堂の地券までもが、権蔵の手の中にある事を知り、追い詰められる2人。

蒼太の胸には、子供の頃、神社で、人さらいに連れ去られそうになっていた潔子を守れなかったという後悔の念があった。
その神社で「きいちゃんが傍にいてくれたら俺は頑張れるから」と、蒼太はついに潔子にプロポーズする。
蒼太との結婚は潔子にとっても夢であったから、二人は笑顔で共に頑張る事を誓う。
夕暮れの紅葉の木の下に佇む恋する初々しい二人の姿が、絵のように美しい。


さざれ石へ戻った潔子は千代に、蒼太と商売をする事となったのでお店を辞めさせて欲しいと願い出る。
それはすなわち結婚の報告だと理解した千代は、潔子の結婚を祝福する。


蒼太の方も、渋澤商會に戻り弥彦(合田雅吏)に「会社を辞めさせて下さい」と申し出る。
「独立して店を起こしたい」と言う蒼太に、弥彦の言葉は厳しかったが、
それが弥彦なりのエールなのだろう。蒼太は無事に渋澤商會を辞める事を許された。

たつ(弥彦の母/赤座美代子)もまた、有能な蒼太が店を離れる事を惜しみながらも、
蒼太の未来に、心からのエールを贈ってくれた。


弥彦は時々、心臓に強い痛、みを感じていたが、それを誰にも悟られないように秘密にしていた。

再び弥彦は、肥前出新の政治家、大山に接近を図る。
弥彦は大山に、「三国干渉以降、ロシアが横暴を極める今、日本が軍事力を付ける必要性がある」と力説する。
だが、大山は「私には、そんな力はない。そのために戦争を起こすなど暴挙である」という自説を曲げない。

弥彦が大山と会談している時、別室では秘書として同行した二宮隆道(加藤慶祐)に、潔子が、
蒼太に今回の難儀を伝えてくれた礼と報告を述べていた。
やがて、そこへ弥彦との話を終えた大山が入ってきて、潔子と顔を合わせる。
大山は潔子が龍造寺家の血筋を引く姫君である事を知ると大変に喜んだ。
潔子の祖母の里の龍造寺家は、大山の家のかつての主君にあたる。
龍造寺家は、肥前(佐賀)の元大名家であり、世が世であれば潔子は、大山にとって主君の姫君であったのだ。

その様子を目の当たりにした弥彦は、この時、漠然と、
潔子の存在が、大山の心を動かすために利用出来るのではないかと思う。


千代は、母に自分の縁談をさがしてくれるように言う。
母、八重(比企理恵)は、やっとその気になったかと、大喜びで千代の縁談を探し始める。

一方、蒼太と潔子は二人揃って、結婚の事を九堂の母文乃(大鳥れい)に伝えに行く。
蒼太の善き人柄を良く知る文乃にとって、この結婚に異論はなく、
むしろ借金ごと潔子を引き受けてくれた蒼太への感謝の気持ちで一杯であった。


その後、二人が有馬家を訪ねると、蒼太の父、有馬喜一(五代高之)が過労から倒れてしまう。
仕方なく、蒼太は父に代わって診療を行う。
貧しい人の診療は誰かが引き継がないと、たちまちのうちに人々は困ってしまうから。
「貧しくても、誰もが薬を買える世の中を作る事」それが蒼太の夢だから、
ここで貧しい人の診療を投げ出せば本末転倒となってしまう。
蒼太に協力して診療の手伝いをする潔子。
だがそうこうする間にも借金が、更に重く二人にのしかかる。


二宮家では、武家の誇りを捨て去った二宮盛道(高知東生)が、
誇り高く生き、誇り高く死んでいった九堂家の九堂忠近や潔子が夢に出て、
自分との違いを見せつけられて苦しんでいた。
夢から覚めた盛道の元に、木村金融の木村権蔵(金山一彦)がやって来て、
九堂家の地券と、蒼太の書いた証文を見せ、出資金を引き上げるなどとは言わないで欲しいと頼む。
それを見て、潔子の武家の誇りを全うする生き方が目障りな盛道は、
さざれ石へ出向き、潔子に、地券と証文を突きつけて
「借金をチャラにしてやる代わりに自分の妾になれ」と言い出す。
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潔子爛漫 ネタバレ 15話 [潔子爛漫 ネタバレ 15話]

潔子爛漫 ネタバレ 15話

さざれ石で、3年ぶりに再会した潔子が元気そうに頑張っている様子を見た蒼太(石垣佑磨)は安心した。

千代は、潔子の想い人が渋澤商會の有馬蒼太であった事を知った。
千代の両親は、この頃、高利貸しをしてガッツリと儲けていた。
主人の木村権蔵は、一旦、二宮盛道(高知東生)の所から奨励金のような金をせしめて戻るが、
それを持って、そのまま部屋に鍵も掛けず、うさを晴らしに出て行く。
金庫には高利貸しで儲けた金が眠ったままだ。

夕方、潔子が店へ降りると、美代が何やら不審な動きをしていた。
後を着けて行くと、美代は権蔵の金貸し部屋へ入ってゆき、鍵の掛かっていない金庫から、
札束を、ごっそりと抜き出して逃げようとしていた。
引き留めようとする潔子に
美代は「この金がないと実家の両親や弟達は一家心中するしかない」と言い、
潔子が一瞬躊躇った隙に、美代はお金を持ち逃げしてしまった。

美代の盗んだ200円は全額、潔子の借金とされてしまう。
千代が「私、渋澤の有馬様に相談してみるわ」と言うのを、蒼太の夢を潰したくないと思っている潔子は必死に
「ダメ!」と止める。


権蔵は、潔子が抱えた借金の担保にと九堂家へ出向き、文乃(大鳥れい)から、九堂の屋敷の地券を取り上げる。


さざれ石で、渋澤弥彦(合田雅吏)と二宮隆道(加藤慶祐)が会食をしていた折に、
挨拶に来た千代が思い余って、潔子の借金の事を弥彦に相談した事から、
潔子の苦境を隆道も知るところとなる。

弥彦は、その事で、潔子に声を掛けるが、潔子は「渋澤様には関係の無い事なのでお捨て置き下さい」と言って逃げてしまう。
一方、隆道はその事を蒼太に知らせる為に、渋澤商會に走る。
事情を聞いた蒼太は「だけど、きいちゃんは俺に何も言ってこないからきいちゃんを信じるしかないじゃないか」
という消極的な態度を取り、
その鈍さに隆道は怒り心頭して蒼太を殴る。
そして潔子が、自分のせいで蒼太の夢を壊したくなくて、蒼太に何も知らせて来ないのだと言う事を教える。

潔子はとうとう、借金を返す為に身を落す覚悟までする。
潔子が自分の部屋へ下がり、不安と悲しみの中で、蒼太の名を呼び詫びていると、
そこへ蒼太が駆け付けて現れ「何も言わなくていい。約束しただろう。きいちゃんは俺が一生、守るって」と、潔子を抱きしめた。
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潔子爛漫 ネタバレ 14話 [潔子爛漫 ネタバレ 14話]

潔子爛漫 ネタバレ 14話

蒼太と潔子のやりとりを聞いていた渋澤弥彦(合田雅吏)は潔子に尋ねた。
「蒼太の心配がわかっていて何故、わざわざ苦労する道を選ぶ?」

「それが私の心の誠だからです」
そう答えて姿を消した潔子。

蒼太とわかりあえぬまま気まずくなった潔子の足は知らず知らずに実家へ向いた。
潔子が庭先を見つめ佇んでいると、すぐに母、文乃(大鳥れい)が気づいて
潔子の話を聞いてくれた。

イシの気持ちを引き継いで、このまま木村で働こうと思うと話す潔子に
「あなたがそう決めたのなら、信じる道を行きなさい。暮らし向きの事は大丈夫」
母はそう言ってくれた。
そして「諦めずに力を尽くせば、いずれ天にも通じましょう」と励ましてくれた。

文乃は潔子から、この度の事は、渋澤弥彦(合田雅吏)が、警察へ通報しての事だったと聞き、
なぜ、縁もゆかりもない渋澤が、潔子の為に、そこまでの事をしてくれたのか?と不思議に思いこの後日、渋澤商會を訪ねるのであった。


木村屋へ戻った潔子が、女将の木村八重(比企理恵)に
「あんたのせいなんだよ!この疫病神が!」と罵られていると、
以前とはうって変わった光景で
「まだ、そんな人を貶めるような事を言っているの?!」と、千代がそれを咎めたてていた。
更に「潔子さんに手を出したら私が許さないから!」とまで。
その時、千代が、二宮隆道(加藤慶祐)が力になってくれていると告げたので、
女将は勘違いして、やっぱり隆道は千代の事を思ってくれているのかと喜んで
「だったら店を継ぐなんてやめて隆道様の所へ嫁に行ってしまいな」と言うが、千代がそういう事ではないと
教えると、今度は「なんだ。結局、袖にされたのかい。袖にされた男にまだ頼っているなんて未練がましいね」
と意味のない親子喧嘩を展開していた。

ただ千代が以前の千代よりも成長したのは、
隆道さんの心に私がいない事はよくわかったけれども、
自分が隆道さんを好きな事に変わりはない。
だから、せめてこれからは、隆道さんに恥ずかしくない自分でいたいとの決意を新たにした事であった。


渋澤商會では、蒼太(石垣佑磨)に
「すげない追い返し方をしたもんだ」と渋澤弥彦(合田雅吏)が声を掛けていた。
しかし淡々として「もう何も言うつもりはない」と答える蒼太。

「はがゆくて悔しいけれど無力な私には何も出来ないのです。自分の手で守れるようになるまでは私は自分の事しか考えません」
それを聞いて弥彦は「なるほど」と笑う。
今度は蒼太が弥彦の気持ちを確かめるように「旦那様が警察に通報したのは何故ですか?」と尋ねる。
弥彦ははぐらかそうとしたが、蒼太は弥彦が潔子に好意を持っている事をそれとなく感じ取っていた。
弥彦は「くだらん邪推をするな。木村の横暴に腹が立っただけだ」と笑ってごまかそうとしたが、
蒼太は弥彦に挑むように「私は一日も早く一人前の商人になります。そして潔子さんの苦労を助けたいと思います」と告げた。

渋澤たつ(弥彦の母/赤座美代子)は弥彦が、潔子に心惹かれている事を見抜き、
蒼太との三角関係を心配そうに見守っていた。

潔子の母、文乃が渋澤商會を訪ねてきたが、あいにく弥彦が留守なので、たつが会う事となる。
菓子折りを持参し挨拶に来た文乃。
「この度はこちらのご主人に娘が苦境を救って頂いたと聞き及びお礼に参上致しました。」
「評判の芳しくない男が何の魂胆があって娘を助けたりしたのかと気になってらしたんでしょう?」と
文乃の気持ちを、見透かすようにたつが言うと、確かに潔子の事が心配で訪ねて来た文乃は戸惑う。

たつが「弥彦は商いの他のところでは卑怯、卑劣はしない子だと信じています。その点はどうか安心なさって下さい」と正直な身の上話を始めた。
そして「今回のように商売に関係のないところで人様の心配をするのは珍しい。本人の気持ちは推して知るべしってところですかね」
と話すのを聞いて、文乃にも漸く、弥彦の気持ちがわかったが、やはり潔子の母としても戸惑いは隠せない。


木村屋へ隆道が近日中に営業停止処分が解けるという知らせを持ってやってきた。
「経営者が変わったという点が功を奏したのです」と隆道は伝えたが、実のところは、
隆道が父の盛道(高知東生)を脅しねじ伏せての結果である。

だが、店の名前を変えてくれるようにと言われた事から
木村屋では千代が女中達に新しい店名を相談する。
ただ千代は1つだけお願いがあると、店名に「石」という漢字を入れてくれる事を希望する。
イシが命を掛けて守り残してくれた店だからというのが理由であった。

字を習い始めたばかりの女中達には石という漢字は難しかったので、
潔子に店名を考えるお鉢が回り、潔子は「さざれ石」という店名を発案する。
潔子は言った。
「さざれ石というのは小さな石粒の事なの。その小さな石粒だって1粒1粒が寄り集まれば、大きな岩にもなる。
私達は今、小さな石粒だけどみんなで頑張ればお店だって大きくなる。
イシさんだって、それを願ってらしたと思うの」
それで、女中達の満場一致で新しい店の名前は「さざれ石」と決まった。

新しい店名を文乃が書き、皆の気持ちも1つに纏まり、順風満帆な新しい店の門出であった。


三年後。

手代頭にまで登りつめた蒼太は、たくましい弥彦の右腕に成長していた。
台湾で樟脳を買い付けて日本へ戻ってきた蒼太。

その日、さざれ石で商談があり蒼太も同席する事となる。
さざれ石は新しい女将になってから評判も上々の店に変わっていた。


あの日以来、潔子への想いを封印してきた蒼太。
そして潔子もまた会いたい気持ちに蓋をして千代を支え続けてきた。


渋澤商會の来店で、
女将の千代が挨拶に座敷へ上がった時、弥彦が「あの武家の娘はまだいるのか」と尋ねた。
「潔子さんでしたらまだおりますが、何か?」と千代が答える間も、妙にモジモジとする蒼太。
弥彦が笑いながら「昔、少々わけありで」と答え「なぁ」と蒼太に同意を求めると、
蒼太は、ますます照れる。
「ではご挨拶に伺わせましょうか?」という千代の言葉に、
蒼太は緊張のあまり「厠へ行ってまいります」と、思わず立ち上がる。


3年たっても相変わらず腹黒い木村屋の主人は、
二宮盛道(高知東生)に店の営業資金を出してもらっていた。
その繋がりで盛道は今なお潔子が、元木村屋、現さざれ石にいる事を知る。


3年ぶりに、さざれ石の廊下で再会を果たした潔子と蒼太の運命は…。
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潔子爛漫 ネタバレ 13話 [潔子爛漫 ネタバレ 13話]

潔子爛漫 ネタバレ 13話

「潔子を階段から突き落したのも、木村の女中達に春を売らしていたのも私です」
そう書いた遺書を残してイシが死んだので、千代は釈放されて木村屋へ戻ってきた。

それ以後、イシを失った千代は人が変わったように心を入れ替えて木村屋の再建に立ち向かう。
自分が女将となって、木村屋を料理だけで勝負する料亭として立て直すと言うのだ。
千代は女中達にも頭を下げて「もうみんなに客の相手をさせるような事は一切させない」と約束し、
自分について来て欲しいと頼む。
潔子が、協力すると言うので、
その他の女中達も皆、千代と力を合わせ木村屋再建に心を一つに励んでいく事となった。


渋澤商會では、弥彦(合田雅吏)に贔屓にされるようになった蒼太が、他の奉公人の妬みを買い、
袋叩きにされていた。

たつ(弥彦の母/赤座美代子)は、蒼太を手当すると痛みに効く薬を与え、男の嫉妬に気を付けるようにと注意する。
自分のやっている事が誰かを傷つけているのではないか?と自信を失いかけている蒼太をたつは、
「自分で自分を信じてやらなきゃ誰が信じてやるんだい」と励ます。

夜、蒼太は、弥彦から、
潔子を階段から突き落としたのは千代だという事、潔子が女郎屋に売られる寸前だった事などを聞いて、再び、潔子の事が心配になる。


一方、二宮隆道(加藤慶祐)は、
自分が千代につれない態度を取ったが為に、イシが命を絶ち、木村屋が営業停止になった風にも思い、
父である盛道(高知東生)に木村屋の営業再開の許可を出してくれるようにと頼み込む。
盛道は気が進まなかったが、隆道が「言う事を聞いてくれないのならば九堂校長を冤罪に追いやった事を公にする」
と脅されて、渋々、営業再開許可を出す。

潔子は、木村屋の営業再開を相談する為に、渋澤商會へ蒼太に会いに出掛ける。
ところが蒼太は、千代が、潔子を階段から突き落とした事を弥彦から聞いて知っていて、
そこまで木村屋に尽くそうとする潔子に賛成が出来ないと言う。
それどころか再び蒼太は
「あの店は止めるんだ!それがきいちゃんの為だ!」と激しい口調で迫るのだった。
しかし潔子は相変わらず頑なに「私、止めません!」と、イシの死にも責任を感じている様子で、
潔子を心配する蒼太と自分の生き方を貫こうとする潔子は、またしても平行線となり、
蒼太は気分を害して、部屋から去ってしまう。
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潔子爛漫 ネタバレ 12話 [潔子爛漫 ネタバレ 12話]

潔子爛漫 ネタバレ 12話

千代に階段から突き落とされた潔子が倒れている所に、
商談のために木村屋を訪れた有馬蒼太(石垣佑磨)と、その主人、渋澤弥彦(合田雅吏)が入ってきて、
潔子は蒼太に手当される。
幸い命には別状なく、骨折もしていなかったが足を少し捻挫してしまった潔子。


千代は、潔子を階段から突き落とした事を自ら両親とイシの前で喋り、両親を慌てさせる。
誰かにこの事がバレたら大変だと心配する千代の父親に、
「こうなったら潔子を女郎屋へ売ってしまおう」と言い出す女将。
隆道の心をさらわれたと嫉妬に狂う千代を「可哀そうに」と甘やかす女中頭のイシ。

潔子が倒れていた階段の上に千代が立ち、見下ろしていたのを目撃していた弥彦は、
不審に思ったのであるが、暖簾の陰で、それらの事の背景と企みを聞き及ぶ。


蒼太は女中部屋に潔子を運び、手当した後、
「階段から落ちるなんて、きいちゃんらしくないじゃないか。きいちゃん、何かあるのなら何でも言ってくれよ」
と話すが、
潔子は千代に突き落された事を、蒼太にも言おうとはしない。
潔子が、千代を庇って、蒼太にさえ言わない様子を知り、
歯がゆく思った弥彦は「お人よしもいいところだ」と怒る。

潔子の事故を知り、読み書きの手習いから急いで引き上げてきた女中達は、
親身に心配してくれて、潔子に、暫くは寝ておくようにと仕事を手分けしてかかる。
女中達と入れ替わりに、今度は千代がやって来て、
「出てって!早く出て行かないと、私また何をするかわからないわよ!」と潔子を責める。

潔子は「私、隆道さんとは何もないの!。私には好きな人がいて、その人にふさわしい人間になるために頑張っているの」と告げる。
そして更に「私、千代さんと友達だと思っているから、このままじゃ辛いの」と言うが、
千代は無言でプイッと出て行ってしまう。

その後、女将が潔子を女郎屋へ行かせようと、潔子へ「使いに行ってもらうところがあるんだ」
と命じている最中、玄関で「警察だ!木村千代はいるか?」という男の声がして、
女将が飛び出し応対すると、
警官を2名引き連れた上司らしき男が
「雇い人を悪意を持って階段から突き落とし殺そうとしたという通報があった」と告げ、
「千代は奥か?」と上り込んで、そればかりではなく、木村屋も
禁じられている売春業に陰で手を染めていた罪で、無期限の営業停止の命令が下る。

千代は捕縛されて連行されてゆき、
その後、女中達は「ここが潰れてしまったら、どうやって暮らしてゆけばいいのか?」と茫然とする。
その女中部屋へ、イシが入って来て「おまえのせいだ」と言って、箒で潔子をしばき上げる。
お紺が潔子を庇って「この子は殺されかけたんですよ。悪いのは御嬢さんの方だ!」と叫ぶと、
イシは「お嬢がお縄になるなんて!お嬢~っ!」と言って泣き崩れる。

今回の千代の逮捕と木村屋の営業停止は、
弥彦が、二宮盛道(高知東生)に金を積んで、警察を動かし仕掛けた事であった。
弥彦は盛道に「武家の誇りとやらを守っている娘への私の酔狂だ」と言い
「今や、武家の誇りなど、捨て去った者が多いですからなぁ」と皮肉たっぷりに盛道の顔の前に、自分の顔を寄せて眺めるのだ。

夕刻となった木村屋では、イシが放心状態で宙を見つめていた。
潔子の姿を見ると、意外にもイシは
「さっきは悪かったよ」と詫び、自分の身の上話を始める。
12歳で奉公に出てから16歳で女郎に身を落したイシの人生は、けっして幸せなものではなかった。
何度かの堕胎がたたって、子供が産めない体になったイシの生きがいになってくれたのが、
千代の誕生とその存在だったと言う。

好きな男の心に住んでいる女が憎いというお嬢の気持ちが痛いほどわかるからと、無条件に千代の味方をして来たけれど、
親代わりならば、自分こそが千代を止めなければいけなかったとイシは反省していた。
そしてイシは潔子に
「お嬢のした事、このまま黙っていておくれ。けっして誰にも言わないと約束そておくれ」と頭を下げた。

「自分で落ちたのです。誰に何を言うのでしょう」と答えた潔子の言葉に、イシは大変喜ぶ。

潔子が「私これから警察へ行って自分で落ちたのだと説明して来ます」と言うと、
イシは「大丈夫」と首を横に振り「あたしが、どんな事をしても助けてみせるから」と呟いた。

そして「ずっと、友達でいてやっておくれね。お嬢はホントは優しい娘なんだ。あんたにならそれがわかる」と涙ながらに訴えた。
潔子が「はい。もちろんです」と答えると、イシはとても安心した笑顔を浮かべた。
潔子は、この時のイシの心の内にあった決心を気付く事が出来なかったが、
潔子が生きているイシを見たのはこの時が最後であった。

なぜならば、すべての罪を被る遺書を残して、イシはこの後、首を吊ったのである。



その頃、渋澤商會では、渋澤たつ(弥彦の母/赤座美代子)が、奉公人相手に、
木村屋の千代の捕縛と、売春業による営業停止の噂をしていた。
そしてたつは「だったら、蒼太といつか、うちに来たあの武家娘も、そんな目に合っていたのかねぇ」と呟いた。

それを傍で聞き付けた蒼太は「馬鹿な事を言わないで下さい!」と怒鳴りつけると
「少し出かけてきます」と店を飛び出して行った。


むろん蒼太の行先は、木村屋である。
店に飛び込んだ蒼太は、無理をして階段下の拭き掃除をしている潔子に
「なぜ言ってくれなかったんだ!この店がそんな店だと知っていたら、きいちゃんを、もっと早く連れ戻していたのに」と嘆いたが、
潔子は、自分だけが夜の仕事を免れていた事。
千代があんな事になったのも、元はと言えば自分がこの店に来たのが原因なのだという事を話した。
こんな怪我をさせられてまで、まだ相手を庇おうとする潔子に蒼太はイライラとして、
「もう、こんな店は止めろ!千代さんとも縁を切れ!」と諭すが、潔子は「嫌です」と言う事を聞かない。
潔子は「イシさんと、千代さんとずっと友達でいると約束したから」と言うのだが…
その時、潔子はイシの「私がどんな事をしても助けてみせるから」と言った言葉と、最後の様子を思い浮かべると、
不吉な予感が脳裏を過り、突然立ち上がって、
ビッコを引きながら、あちこちの部屋をイシを探して回り、布団部屋で首を吊っているイシを発見する。
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潔子爛漫 ネタバレ 11話 [潔子爛漫 ネタバレ 11話]

潔子爛漫 ネタバレ 11話

潔子が祖母から譲り受け大切にしている鏡を千代が取り上げてしまう。
千代の普段の我儘ぶりを知っている女中達は、潔子に「諦めな」と言う。
けれど潔子は大切な祖母の形見なので取り返しに行く。
だが、女中のイシもいっしょになって「誰のお蔭で、この店に雇ってもらえたのか?!気に入らないなら出て行け」と言う。

困った潔子は「その鏡は己の心を映し出す魔境で、曰く因縁があり、心が美しい者が見ると美しく映り、
逆に邪心や人への敵意を持った者が見ると、世にも醜い顔が映るのです」と告げる。

「馬鹿馬鹿しい」と言いながらも自分の生き様に自信のない千代は、鏡を見たとたん、己の顔が歪んで見えて、
千代は鏡を投げ出して走り去る。
鏡が床にぶつかり砕ける前に、しっかりと受け止めた潔子は鏡を取り戻す。


その頃、渋澤商會で掃除をしていた有馬蒼太(石垣佑磨)は、
弥彦の母、渋澤たつ(赤座美代子)が「潔子のような娘が弥彦の嫁になってくれたら…」と言っていた言葉を思い出し、
気にしていた。

そこへブラブラと遊び歩いてる渋澤弥彦(合田雅吏)の息子、(八神蓮)が借金の取り立て屋を連れて帰って来る。
初対面で、清太郎の存在を知らなかった蒼太が、勝手に金庫を開けようとしている清太郎を静止しようとしていると、
たつが出てきて、蒼太は、清太郎が弥彦の息子である事を知る。


渋澤商會の午後。
弥彦は、店の使用人達に珍しいアメリカの発明品であるセルロイドの人形を見せて、
この人形を作る主要な材料が樟脳である事を教える。
そして「ドイツやイギリスに遅れを取る事がないように真っ先に、うちが買い占めるんだ」と命令を下す。

その話を聞いていた蒼太は「その仕事、私にやらせて下さい」と願い出る。
それを聞いた古くから務める奉公人の須田は「おまえには10年早い!」と言って怒るが、
弥彦は「やってみろ。だが必ず成果を出せ。それが出来なければ店には必要のない人間と見なす」と乗り気を示した。
その様子を見ていたたつは「あれでは須田の立つ瀬がないのではないか?」と心配を示す。
だが弥彦としては、帝大出で、語学堪能な蒼太に大きな期待を寄せての事だった。

弥彦と入れ替わりに、華やかな笑い声を響かせて清太郎の嫁、久仁子が戻る。
久仁子は華族、飯嶋家の令嬢で商家の妻になった事をどこかで恥じている。
家事も主人の世話もせず、自由気ままに贅沢三昧の日々を過ごしていた。
そんな久仁子の態度が、たつは不満であったが、
弥彦は久仁子の実家が商売の役に立つので文句も言わず好きにさせていた。


九堂家の庭では、九堂家に対して引け目を感じている二宮隆道(加藤慶祐)がマキ割りをしていた。
潔子の母、文乃(大鳥れい)は、隆道に感謝しつつ、
潔子の事が心配なので、これからも潔子の様子を教えてくれるようにと頼む。


木村屋の夜。
お膳の片付けに精を出す潔子の元に、板前のユウジが
「内緒でお紺さんに渡して欲しい」と手紙を言伝て行った。

潔子がお紺にその手紙を渡そうとするが、お紺は頑なに受け取ろうとしない。
お紺は字が読めないと言うのだ。

そんなお紺を気遣って、潔子は、女将に
「昼間の1時間だけ、読み書きを習うためにお紺の外出を許して欲しい」と願い出る。
潔子は「習字を得意とする私の母に習えばお金は掛かりません」と熱心に頼むが、
女将は「今さら女中が読み書きを習っても仕方がない」と言って取り合わない。
ところが、そこへ隆道が現れて
「女中さん達が読み書きが出来たら、この木村の格が上がりますよ」と助言をしたので、
儲けに繋がると考えた女将は気が変わって、結局、
その時間帯に潔子がみんなの分も一手に引き受けて働く事を条件に、お紺のみならず、
女中達全員が、読み書きを習いに行く事を許可される。


その後、隆道が潔子に
「あなたは強くて人に優しい」と言葉を掛けているのを隠れ見た千代は、ドス黒い嫉妬の炎を燃やして、
隆道の心を潔子に奪われまいと「好きです。お嫁にして下さい」と頼む。
しかし、千代が、家も親も捨てると言ってさえ、隆道は「僕には心に決めた人がいる」と取り合ってはくれない。
その事で、千代は、隆道の心の中には潔子しかいない事をハッキリと思い知らされる。


さて、渋澤商會。
イギリス人との商談に、弥彦は須田ではなく、蒼太にお供を言いつける。
通訳の出来る蒼太の方が都合が良かったのだ。
自分の立場を奪われたと思った須田の表情は曇る。

一方、木村屋では、
潔子ともう1人の女中を留守番にして、
女中達がいそいそと、読み書きの手習いに出て行った。
この出来事で一気に、女中達の潔子への気持ちは、感謝と評価へと変化していた。

階段の掃除をしていた潔子に、千代が近づき、肩を強く押して、突き落した。
階段を階下へ転げ落ちて行く潔子。
階下に倒れた潔子の目に映ったものは千代の冷たい顔だった。
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潔子爛漫 ネタバレ 10話 [潔子爛漫 ネタバレ 10話]

潔子爛漫 ネタバレ 10話

酒席で盛道に襲い掛かられた潔子は、武家の誇りを守る為に盛道に向けた短刀の刃を、
次の瞬間、自らの胸元に向き直し突き立てようとしたが、盛道が刃を素手で握り止める。

潔子は「血の中に流れる武家の誇りは時代によって変わるものではない」と盛道に言ったが、
盛道は
維新の時に信ずる誠に命をかけた同志達が、誇りに命を散らしていった事を話し、
「死ぬ事は武家の誇りなどではない」と言い返す。

盛道は木村屋からの帰り際に女将に「潔子に客を取らせるな」と言い残して帰って行く。

潔子は、一人だけ客を取らされない事になった事で、他の女中達に憎まれる。
潔子は貧しさから体を売らなければ生きていけない女性達の存在を知って胸を痛める。


明治28年11月8日。
フランス、ドイツ、ロシアの意向を汲んだ日本は、日清戦争で得た遼東半島を清国へ変換する条約に調印した。
これが世に言う三国干渉で、政府の弱腰な対応に人々は不満を募らせていた。

その頃、渋澤弥彦(合田雅吏)は、政府に指図が出来るような有力な政治家を探していた。
そこで「誰か知らないか?」と蒼太(石垣佑磨)に相談し、
それを蒼太が、大物政治家の大山(大出俊)の秘書をしている二宮隆道(加藤慶祐)に
頼んで、大山との席を設けてもらえる事になった。


木村屋で、渋澤商會と大山との席が設けられると女将から女中らに話があり、
潔子は「蒼太さんも来るかしら」と胸を躍らせる。
蒼太は現れなかったが、大山について秘書である隆道(加藤慶祐)もついてきたので、
千代は、新しい着物を着ておめかしをして隆道の目に留まろうとする。

その頃、梅の間では、医者でありながら、渋澤商會の丁稚奉公へ上がったという
蒼太の「弱い人を助けたい」という心意気に大山が関心を示していたが、
渋澤が、すぐさま政治へと話の矛先を変え、
更に軍需産業という名の渋澤の手掛けている商売の話まで持って行ったので、
大山は警戒を深めて帰ってしまう。

帰り際、隆道は潔子を呼んでほしいと言ったのに女将は新しい着物で着飾った千代を呼んだ。
しかし隆道は、千代に対しては、つれない態度で、そそくさと帰ってしまう。
ますます潔子の存在が疎ましくなっていく千代。
千代が可愛いい女中頭のイシも潔子に「隆道と千代お嬢様の邪魔をするな。生きてるだけでおまえは邪魔」
と言って意地悪く接する。

その夜、渋澤商會で蒼太が弥彦の帰りを待っていると、
弥彦の母、渋澤たつ(赤座美代子)が出てきて「潔子のような娘が弥彦の嫁になってくれたらいいかもしれない」
と言い出す。
潔子が好きな蒼太は何も言えない。
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潔子爛漫 ネタバレ 9話 [潔子爛漫 ネタバレ 9話]

潔子爛漫 ネタバレ 9話

木村千代(渋谷飛鳥)は潔子に敵意をぶつけた後、木村屋が江戸時代には女郎屋だった事を打ち明ける。

でも母の代からは料亭に変えて、なるべくそういう事はしないようにしてきた。
けれど女学校へ上がってから、その事で、クラスメイトの嘲笑の的となり、人は生まれがすべてなのだと思い知ったと言う。

そして「親切そうな顔をして、あなたも陰では私を笑っていたんでしょう」と言う。

潔子が「そんな風に言われていたなんて今、初めて知ったのよ。笑ってなんかいない!」と言うと、
千代は潔子を平手打ちして「そういう所が嫌いなのよ!」と、
汚いものを見ずに育ってきた潔子に激しい嫉妬と憎しみをぶつけるのであった。

そして「隆道(加藤慶祐)さんも、きっと汚いものを見る目で私を見ているわ」と気持ちを吐露するので、
潔子は「あの方はそんな方ではありません」と言うのだが、
潔子をライバル視しかしていない千代は「でも、負けないから!」と言い捨てて部屋を出ていった。


千代は自分の味方である女中頭のイシ(山野海)に「悔しい!」とすがって泣き、
千代に対して忠義であるイシは、千代のために必ず潔子を貶めてやるのだと心に決めていた。


一方、その頃、二宮邸では、隆道が父、盛道(高知東生)に、潔子を救うために、彼女とやはり結婚させて欲しいと頼む。
隆道は、父に「あの店にいたら、そのうち見も知らない男の慰み物にされる」と訴えるが、
盛道は「それがなんだ。もう、うちとは関係ない」と取り合わない。
だが、その後に「あの家とはもう関わるな。関わればこちらが破滅するぞ」と付け加えた一言で、
隆道は、かねてより感じていた≪もしや横領して、その罪を潔子の父になすりつけたのは父ではないのか?≫
という疑惑が確信に変わってしまう。

隆道は、誇り高かった父が、そんな風に変わってしまった事、
父が潔子の父上を殺した事をなじる。
しかし、それでも盛道は「とにかく、あの娘とはもう関わるな。これは命令だ」と冷静に繰り返すだけであった。
隆道は、やりきれない気持ちになり、父の書斎を出て行く。

息子を失望させた盛道は、内心穏やかではなかったが、
再び≪勝つためには手段を選ばず汚い事に手を染めても突き進む≫という己の独断的な捻じれた信念に戻っていく。



木村屋の女中部屋では、祖母にもらった鏡を見つめながら、祖母の生前に言っていた言葉を思い出している潔子。

亡き祖母はこう言った。
「誰かを傷つけてしまったなら、己が強くなり、二度と同じ過ちを繰り返さぬように」

潔子は自分が知らない間に千代を傷つけてしまっていたのだと思い、
どうすれば今後、千代を再び傷つけぬように生きられるのかを自問自答していたのだ。


翌日の九堂家。
有馬喜一(五代高之)が仏壇を拝みに訪れて、文乃(大鳥れい)と話ている。
これまでの事、これからの事。
文乃は「まだ幼い忠満がいるので泣いてばかりはいられないという思いが生きる力になっています」と言う。

喜一もまた
「蒼太(石垣佑磨)が家を出る事を許したからには、自分が命ある限り有馬家を守っていくという責任が今の私を支えています」
と話した。

そして喜一は「飛び立っていった潔子は大丈夫」と強く信じている文乃の想いに触れ、
自分もまた蒼太を信じてやらねばならないと感じるのであった。


木村屋では、女将がなかなか潔子に体を売らせない事に、女中頭のイシがじれて、女将に抗議を始めた。
しかし「急ぐ必要はない。どうせいつかその日は来るんだから」と女将は、のんびりと構えている。

だが、潔子ひとりだけが身を汚されずに済んでいる事に、女中部屋では、他の女中達の不満と苛立ちが鬱積し、
潔子が悪気なく言った労いの一言も、嫌みのように取られて、潔子は女中部屋で1人、浮いた存在となっていった。
そんな潔子にお紺が、木村屋は表では料亭、裏では女郎屋の二重構造になっている事を教えてくれる。


渋澤商會では、渋澤弥彦(合田雅吏)が、やはり、どうも木村屋で女中になっていた潔子の事が気に掛かる。
それで、それとなく蒼太に潔子の危機的状況を伝えようとするのだが…蒼太は鈍感過ぎて何も気づかない。


一夜明けて木村屋では、二宮盛道が、二人の帝国海軍の軍人を接待していた。
軍の中枢部に自分の席を設けて欲しいという頼み事のためである。
海軍の出納関係を任せてもらい収益を今より上げる事によって、自分の権力もより高みを目指そうという心つもりなのだ。
もちろん賄賂も渡し、そして女将に「女を用意しろ」と命じる。

軍人達が女を抱いている間、盛道は隣の梅の間で一人酒を飲んでいたが、
どうにも先日隆道に言われた「父さんは変わってしまった」という言葉が心にひっかかり、深酒をしてしまっていた。

軍人らに手配する女を「だったら潔子を」と進言して女将に断られたイシは、梅の間の盛道のところへは
「私がお酒を運びましょう」と女将に嘘をついて、潔子に運ばせる。


盛道は酒を運んできた潔子の姿に驚き、それでも毅然としている潔子に、突如、邪(よこしま)な気持ちを抱いて
襲い掛かる。
盛道は、てっきり潔子が、この店がどういう店か知って覚悟を決めてしているのかと思ったのだが、
潔子は「何をなさいます!」と激しく抵抗した。

潔子は満身の力で盛道を払いのけると、帯に忍ばせていた祖母から譲り受けた短剣を抜き、刃を盛道へ向けた。
「恥辱を受けて生きるくらいなら私は死を選びます」
潔子は、まさしく武家の家に生まれた娘の、武士の誇り高き魂の教え通りの生き方をすると言うのである。
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潔子爛漫 ネタバレ 8話 [潔子爛漫 ネタバレ 8話]

潔子爛漫 ネタバレ 8話


潔子は木村屋の使いで、渋澤商會へ集金に出かける事になる。
その前日「明日、蒼太さんに会えるかしら?」と仄かな期待に胸を弾ませる潔子。

その夜、渋澤商會では、
造船所と話を付けて戻った弥彦(合田雅吏)のもたらした「大型船を作る」というニュースで沸き立っていた。
渋沢の印を付けた船が商品を載せて世界の海へ乗り出し、本格的に外国を相手に貿易を開始するのだ。

日本ブランドの船と渋澤商會の世界デビューである。


木村屋の方ではあてがわれた売春の仕事を終えて女中部屋へ戻ったお紺(幸田尚子)が愚痴を零しているところへ、
礼儀正しい潔子が就寝前の挨拶に来たので、潔子はたちまち女中達のからかいの対象になる。
お紺もまた、苦労知らずなお嬢様育ちの潔子の汚れなき佇まいに腹立たしさを覚えていた。

その頃、渋澤商會では、丁稚奉公で一番身分が下の立場である蒼太が、
一日の仕事を終えて漸く夕食にありつこうとしていたが、
おひつの中にほとんど御飯は残っておらず、
味噌汁も具はなくなり冷えた汁だけが僅かに鍋に残っているのみであった。
それでも、おひつにこびり付いたほんの僅かな御飯を掻き集めて、汁と共にdき込み、
昼間聞いたスケールの大きな渋澤商會の世界デビューに思いを馳せて、
「いつか自分もそんな大きな商いをしてみせるぞ」と決意を新たにしていた。


潔子が渋澤商會を訪ねた時、あいにく蒼太は留守にしていた。
そこにいた弥彦(合田雅吏)は潔子の姿に驚きつつ、
「武家の誇りが売り物の貴女が木村屋の掛取りとは」と潔子に皮肉な言葉を投げつける。

「釈放された後、校長は亡くなったそうだな。これがお前の望んでいたことか?」
その言葉に潔子は毅然として「後悔はしておりません。父の誇りは守れましたので」と告げた。
そんな潔子が何やら気になる風な表情を浮かべる弥彦であった。

潔子とすれ違いに、蒼太が渋澤商會の大女将である渋澤たつ(弥彦の母/赤座美代子)に伴われて木村屋を訪ねていた。
木村屋の女将(比企理恵)がペコペコして出迎え、蒼太を玄関先で待たせて上の座敷へ案内して行った。
たつは行儀良く躾けられた千代にもてなされて、一目で千代を気に入る。


その頃階下では、潔子が集金から戻り、
玄関先で待たされていた蒼太と再会する。

潔子が働くことに胸を痛める蒼太だが、蒼太は潔子もまた自分の道を、しっかりと歩みだしている事を確認して安心する。
と、そこへ、木村屋の主人、木村権蔵(金山一彦)が「整理をしたいので手伝って欲しいと」潔子を呼ぶ。
別れ際、潔子は、
ここにいるのはお金のためだけではなく「ずっと傍にいる」と言った蒼太との約束のためでもあると告げた。
蒼太は「ありがとう。僕も頑張るよ」と笑顔で述べた。


潔子が暖簾の向こうへ消えるのと入れ替わりに、たつが階段を下りてきて
「あの時のお武家の娘。ここにいたんだねぇ~」と言った後「さぁ、帰るよ」と店を後にした。
蒼太は、先ほどの潔子の言葉が嬉しくてたまらない表情を浮かべながら、たつの後に続いて店を出て行った。


自分の仕事部屋へ潔子を呼んだ権蔵は、潔子に後ろから突然抱きつき貞操を奪おうとするが、
あっけなく八重に見つかり、怒られる。

だが八重は権蔵ばかりでなく、潔子の事も
「人の亭主に手ぇ出すなんてとんでもない女だね!」と睨みつけるが、
潔子は「私は何もしておりません!ご主人が突然に。我、家名を汚すような事は断じて致しません」ときっぱりと反論する。

すると八重は「武家だからと言ってうちの商売を見下しているんだろう!」と言いがかりを付けて
潔子が「見下してなどいない」と主張すると「見下していないんなら今日から女中をしな!」と狡賢く話をすりかえて、
潔子の仕事を帳簿付けから女中に変えてしまう。

女中の仕事が、その裏では何を意味するのか知らない潔子は、祖母からもらった鏡に向かい
「帳簿付けの仕事は出来なくなってしまったけど、どんな仕事でも商家の仕事ならきっと後の役に立つ」と呟き、
自分に言い聞かせる。


さて場面は変わって渋澤商會。
たつは、さも美味しい商売に繋がる相手を紹介するという作り話をして、弥彦を木村屋へ連れ出す計画を実行した。
それにつられて、たつと共に木村屋へやってきた弥彦であったが、
それが仕組まれた千代との見合いの席であった事を知ると、千代の顔をジッと覗き込み、鼻で笑って、席を後にしてしまった。
その時、弥彦は、女中の着物を着ている潔子に出くわし、奇妙に思うが何も言わずに立ち去る。

弥彦が渋澤商會へ戻ると蒼太が店先の掃除をしていたので、
弥彦はつい気になって蒼太に「あの娘、女中になっていたぞ」と話す。
弥彦は女中の裏の意味(売春)を知っているが、世間知らずの蒼太は知らない。
だから蒼太は「あの人ならどんな事になってもきっと大丈夫です」と呑気に答える。

弥彦達が店の中に戻ると、外人のお客が訪れており、英語を喋れる人間のいない渋澤商會の社員達はパニ食っていた。
それを知った蒼太は慌てて外人客の元へ駆け寄り流暢な英語で
「お待ち下さって恐縮でございました。主人も今、戻ったところです。私達があなたのお話をお伺いしましょう」と、
社長室へ彼を誘った。
弥彦はこの一件で蒼太を拾い物だったかもしれないと思うようになる。


木村屋での弥彦の態度を巡って、たつと弥彦は言い争いをする。
尚も千代を後妻に勧めるたつに
「仕事の邪魔をしないで下さい」と、弥彦は、まるで興味がない。

その同時刻、木村屋でも、千代が弥彦の態度に憤慨し、嫁に行くなら二宮隆道(加藤慶祐)ではないと嫌だと、
八重に不満をぶつけていた。
そこへ当の隆道が現れ、二人のテンションは一気に上がるが
隆道の「潔子さんは?」の一言で、千代の気分はまたしても急下降する。

座敷で、隆道が千代に潔子の事を尋ねていると潔子がお酒を持って現れて、女中の着物を着ていたので、
隆道は驚く。
女中の仕事の真意を知らない潔子は、隆道が心配しても
「私なら大丈夫です。キチンと務めたいと存じます」と答えた。
だが隆道は納得せず
「あなたの仕事は僕が探します。僕に任せてください」と言い残して出て行く。


潔子の事で頭が一杯な隆道の様子を目の当たりにして、はらわたが煮えくり返った千代は、
潔子に「あなたなんか友達と思った事なんかない。あなたなんか死んだらいいのに」と辛辣な言葉を浴びせる。
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潔子爛漫 ネタバレ 7話 [潔子爛漫 ネタバレ 7話]

潔子爛漫 ネタバレ 7話
人を救う為に、
これからの世の中は経済力を身につけた者が強い力を持つと考えた蒼太(石垣佑磨)は、
家を出て渋澤商會へ行き、 渋澤弥彦(合田雅吏)に「この店で雇って下さい」と頭を下げる。

死神商人と呼ばれる弥彦は「自分は人を救うのとは反対の人の死を商売にしている」と追い払おうとしたが、
蒼太は「この店を更に大きくしてみせる」と食い下がり、丁稚からという約束で雇い入れてもらう。


潔子は、蒼太が志を持ち、商人になるために渋澤商會へ勤める事を知ると、
帳簿付けの仕事で料亭木村屋へ勤める事になる。
それは、いつか蒼太が商人として一人立ちした時に傍にいて支える為、
そして又、働き手の父亡き後、暮らし向きに苦労している母のため家の家計費を助けるためでもあった。

木村屋の女将の八重(比企理恵)は最初「帳簿付けなら私がやっているから間に合っている」と断ろうとしたが、
料亭木村屋は潔子の女学校時代の友人であった千代(渋谷飛鳥)の家であったため、
千代の口添えで雇い入れてもらえる事となった。

表向きは如何にも友達想いで親切な千代の態度であったが、その内心は、潔子を自分より下の立場に置く事で、
兼ねてよりの妬みの腹いせをしようという魂胆を持っていた。


潔子が母に、木村屋での住み込みで帳簿付けの仕事を決めてきた事を報告すると、
母は、祖母がお嫁入りの時に持って来た短剣を潔子に渡した。
「潔子が嫁ぐ時に持たせるように」そう言付けていたと言う。

「この刀を抜く時は自らの死すべき時と心得よ。
命落としても、守り抜くべきものを守り抜くためのこれは護符である」
そうおばあ様は仰いましたと、母は伝えてくれた。

女将や女中頭のイシ(山野海)は、けっして親切ではなかったが、潔子は帳簿付けの仕事をすぐ覚えて懸命に頑張った。

木村屋の女将から、そんな潔子の様子を聞いて、二宮隆道(加藤慶祐)は心配そうに顔色を曇らせる。
隆道が好きな千代はそれが気に入らないで不機嫌になる。
女将は隆道から、潔子が元婚約者だったが縁談は壊れた事を聞き、
熱心に娘の千代を売り込もうとするが、隆道は上の空で潔子の心配ばかりしている。

女将は千代を隆道か、渋澤弥彦かのどちらかに嫁がせたくてしょうがない。
お金持ちか、家柄が立派なところか、そのどちらかに嫁ぐのが娘の幸せだと考えていたからだ。
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潔子爛漫 ネタバレ 6話 [潔子爛漫 ネタバレ 6話]

潔子爛漫 ネタバレ 6話


蒼太は、渋澤弥彦に土下座一つ出来なかった自分を悔いるとともに、
貧しい患者の身になり医者をやってきた自分が如何に無力であったかに気付き
悩み始める。

だが、父、有馬喜一(五代高之)は、忠近様の誇りをお守り出来たのだから、それで良かったと言う。
潔子の家でもまた、母は、潔子が蒼太の土下座を止めた事は間違っていない。
お父様の誇りを守るために毅然としてお待ちしましょうと言う。

一方、渋澤商會、渋澤弥彦(合田雅吏)は従業員に命じて教員投獄の件を調べさせていた。
従業員が警察署長へ聞きに言った結果、この逮捕は、東京府の役員からの情報提供によるものだという事がわかる。

東京府の役員が誰かは警察署長もわからないと言いつつ10円の情報提供料を取られたというので、
弥彦はその従業員に更に金を渡して
「この金でそのごうつくばりの警察署長を落せ。この金を使ってその校長を釈放させるんだ」と命じる。

弥彦は役員が絡んでいるという事で金の匂いを嗅ぎ取ったのだった。


弥彦の賄賂の効き目かどうか?数日後、忠近(渡辺裕之)が、釈放されて戻るが、
ロクに食事も与えられないような獄中の生活で、忠近は肺炎を起こし、すっかり体を壊して寝付いてしまう。

蒼太は絶対に助けてみせると言って、九堂家に泊まり込みで看護する。


病床の忠近は「己の誠を貫き誇りを守れたのだから悔いはない」と言う。
そして潔子に「これから何が起ころうと人を憎んだり恨んだりしてははならない。ただ真っ直ぐに生きよ」と話す。


その頃、二宮盛道(高知東生)宅では、盛道が部下から、忠近が釈放されたという事、
そして、この釈放に、渋澤商會が絡んでいるとの報告を聞き、
「やっかいな事になった」と考え込む。

このままでは自分の悪事が露見するのではないかと心配になった盛道は、もっともらしい口実を作り、
渋澤弥彦を訪ねて行く。
だが弥彦は、すぐ様、二宮が他に用があってやって来た事を見抜き、
「署長に金を掴ませて校長を出したのは私だ」と告げる。
そして≪二宮が先に署長に金を掴ませて校長をぶち込んだのを見抜いているぞ≫と、わからせた。
二宮は尚も、とぼけようとしたが、
弥彦が金庫から大金の札束を出して、「心配しなくても、今回の事は口外はしませんよ」と言いながら、
目の前に札束を積み「あなたには出世して頂く。そのための資金はいくらでも出す」と告げたものだから、
二宮は、その金を懐へ納め、釣り上げられた事を自覚したが同時に、
これで自分の悪事の露見は封じられたと安心した。

二宮は悪事を封印出来たのみならず、それと同時に、力強いスポンサーも得たのだ。


その日の夕刻、九堂家では、忠近が家族全員と蒼太に見守られながら息を引き取った。
家族に見守られ安堵し、やすらかな最後であったのがせめてもの慰めであろう。

忠近が最後に潔子に残した言葉は
「歩のように一歩、一歩、着実に真っ直ぐ生きよ。やがてそれはいつか金(きん)に変わるような強い力の実りとなるだろう」
というものであった。


家族と有馬親子だけの慎ましい葬儀の席にまたしても、外から障子を突き破り石が投げ込まれる。
それが母の額に当たり血が滲む。
そして「横領教師の家族は出ていけ!」という心無い声が響いた。

「父は無実なのに、なぜこんな目にあうのか」と幼い弟が泣きながら母に尋ねる。
母に変わって潔子が「お父様は何も悪くないの。けっして、けっして何も悪くないのよ」と言って聞かせる。


石を投げ込んだ輩を追おうとして取り逃がした蒼太は、苛立ちを募らせる。
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潔子爛漫 ネタバレ 5話 [潔子爛漫 ネタバレ 5話]

潔子爛漫 ネタバレ 5話

忠近(渡辺裕之)の逮捕は二宮盛道(高知東生)が警察署長に賄賂を渡して仕組んだ事だった。


3日経っても忠近の無実は晴れず、潔子の母、九堂文乃は心労のあまり寝付いてしまう。


潔子と蒼太(石垣佑磨)が警察へ行き、いくら父の無実を訴えても聞く耳を持たず追い払われてしまうので、
潔子と文乃はは二宮盛道(高知東生)に力になってくれるように頼みに行く。

二宮盛道は上辺だけさも心配するようなフリをして、如何にも誠意ある善人といった顔で
「役所から手を回して事の真偽を確かめた後に早急に手を打つ」と、心にもない嘘を語り、二人に偽りの希望を与えて家へ帰す。


その様子を見ていた息子の隆道(加藤慶祐)は「お父さんがが動いてくれるならばなんとかなるよね」と、
安堵の表情を浮かべて父に話しかける。
ところが、父は「この話は忘れろ。破談になった上は二宮とは何の関係もない話だ」と一片の温情もない。
父とは話にならないので隆道は自分で調べると言い出す。

だが、息子が調べれば、これが自分の企みによるものとバレてしまうと思った盛道は
「勝手な真似は許さん!!」と怒り狂う。
その様子に隆道は、もしやこれは、父が仕組んだ事なのかと疑念を持つ。


蒼太(石垣佑磨)の方からも友達である隆道に、この誤認逮捕の件で協力を頼んでいたのであるが、
隆道からの連絡が遅いので、改めて自宅へ隆道を呼び出し、その件について尋ねたところ、
隆道は「横領容疑で逮捕されたような人間と関わり合いになりたくない」と態度を一変させていた。

それと同時に隆道は、忠近や蒼太までも侮辱するような事を口走り帰ってしまった。
隆道の顔に浮かぶ苦悩の表情から推し量れば、内心では事の真偽よりも、自分の父親を守ろうとしたのかもしれない。


文乃と潔子が、警察署へ忠近の面会へ訪れたものの会わせてももらえず、気を落して家へ帰りついてみると、
またしても家の玄関には沢山の嫌がらせの張り紙がしてあった。
張り紙だけではなく家の中に石を投げいれられる事も度々である。
精神的に追い詰められていく文乃と潔子。

蒼太は、父、有馬喜一に「もしこれが誰かの謀略ならば悠長な事をしている暇はない」と言われ、
渋澤商會の渋澤弥彦(合田雅吏)を訪ねる。

喜一は、渋澤弥彦は政財界に太い人脈を持っているので、この人物ならば助けられるかもしれないと考えたのである。
喜一がその話を潔子にもしたので、潔子も渋澤商會へ出向く事にした。

留守中であったので、蒼太は渋澤商會で弥彦の帰りを待っていた。
やがて弥彦が戻り、蒼太は、弥彦が、
アメリカとの大きな取引の話を従業員らに告げるのを耳にし、そのスケールの大きさに驚く。

蒼太は早速、無実の罪で逮捕された九堂忠近を救いたいので力になって欲しいと訴えるが、
弥彦は「戦争反対を訴える者など、うちの商売の邪魔をする輩だ。さっさと打ち首にでもしてもらいたい」
と言い、まるで話が噛み合わない。

結局「土下座をしたら金を貸してやろう」という話になり、蒼太は困惑するが、
なかなか土下座する決心がつかずに数十秒後ようやく土下座をしようとしたその時に、店に潔子が入ってきて、
それを止める。
潔子は「父は潔白です」と告げた後で
「父は蒼太さんの誇りを奪ってまで助かろうとは思いません。」と言い放つ。

店を後にしようとする二人の背中に
「この金がないと親父殿は死ぬんだろう」と弥彦が声を掛けると、潔子は振り向き
「たとえそうなったとしても、父も私も悔いは致しません。誇りはお金では買えぬのです」と告げた。
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潔子爛漫 ネタバレ 4話 [潔子爛漫 ネタバレ 4話]

潔子爛漫 ネタバレ 4話

潔子の父、忠近(渡辺裕之)は、二宮盛道(高知東生)と酒を酌み交わした折に、
二宮が役所で教科書検定の担当課長をしていると聞き、ひっかかる。

潔子の幸せを一番に考える忠近は母に「縁談の事をどうお考えですか?」と尋ねるが、
病の床に伏していた冨久(松原智恵子)は「己の心の誠に添って生きて行けば良い」と答える。
忠近がいかなる判断をしようとも、潔子とてまた、強く生きて行く芯の強さを持っているので
案ずる事はなく誠を貫くようにと。

その翌日、冨久は蒼太(石垣佑磨)と家族に見守られて息を引き取った。

冨久が亡くなった事で、潔子の婚礼は一周忌があけるまで延期された。

潔子は母と共に、有馬親子の医院へ出向き、長らくお世話になったご挨拶を済ませた後、
婚礼を控えて、母に花嫁修業のために必要な事を教わる暮らしを始めた。


忠近は、改めて二宮盛道を酒席に招き、教科書検定の件は、公平に行うつもりであると伝える。
二宮に妙な下心がないか確かめたかったのだ。
ところが二宮は「そんな事を仰っていたら二宮家の嫁になる潔子さんは、お困りになります」とハッキリと下心を露呈するのである。
忠近は「教育のためのものを私欲に使うような人間のいる家に潔子を嫁がせるわけにはいかない」と、
縁談を破談にして帰ってくる。


その夜、破談の事を妻と潔子に伝えると、二人は戸惑い訳を知りたがるが、
忠近は頑なに理由を話そうとしなかった。

二宮家の方でも破談を聞かされた隆道(加藤慶祐)は、到底納得がいかない。
蒼太も隆道から破談になった事を聞かされて驚く。

理由もわからず、わけがわからないながら、潔子と蒼太はホッとしていた。
しかし隆道は荒れている。

隆道は父が理由を言わないので、九堂家を訪ね、直接、忠近に理由を聞きに行く。
しかし忠近も答えず潔子にも会わせてもらえず、隆道は失望の深い闇に取り残される。

隆道が、料亭、木村屋の娘である木村千代の元でヤケ酒を煽っている頃、
蒼太は、冨久の仏壇へ線香を上げに九堂家を訪れていた。
仏壇の前には、九堂家の父、母と潔子、そして蒼太がいた。

蒼太が「きよちゃんを僕に下さい」と言おうとして
「き、き、き、き…ょ…」と言いかけた時に
「九堂忠近殿はご在宅か?」と玄関口で大きな声がする。

忠近が玄関へ出ていくと、なんと
「公金横領の罪で逮捕状が出ている」と言われ、忠近は警察に引っ張ってゆかれる。
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潔子爛漫 ネタバレ 3話 [潔子爛漫 ネタバレ 3話]

潔子爛漫 ネタバレ 3話

父親、二宮盛道(高知東生)を通じて、
蒼太(石垣佑磨)の親友、二宮隆道(加藤慶祐)が潔子(福田沙紀)に縁談を申し込む。

隆道が潔子に想いを寄せている事は事実でも、
隆道の父、二宮盛道は、自らの企みに二人の縁談を利用するために、
九堂家にこの縁談を持ちかけてきたのである。

東京府の役人の二宮は忠近を教科書検定の汚職に巻き込もうとしていたのだった。
そうとは知らず、縁談を進めてしまう忠近(渡辺裕之)。
 
蒼太に思いを寄せる潔子は嫁ぎたくはない。
両親に縁談を断って欲しいと頼んだが、
その思いとは裏腹に縁談話はどんどん進む。
祖母もまた、父を信じて嫁ぐようにと言う。

さらに鈍感な蒼太は、隆道との結婚を祝福してしまう。
そんないたたまれない痛みと悲しみの中でも潔子は、蒼太の弁当を作って届けるのだが、
やはり蒼太には潔子の想いは届かないようだ。

だが本当は蒼太もまた、いつしか潔子をひとりの女性として見るようになっていた。
そんな自分の気持ちの変化に気づくのが遅すぎたと蒼太は悔やむのであるが、
今となってはヤケ酒を煽って眠り込むしかなかった。
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潔子爛漫 ネタバレ 2話 [潔子爛漫 ネタバレ 2話]

潔子爛漫 ネタバレ 2話

明治28年。
18歳になった潔子(福田沙紀)は医者になった蒼太(石垣佑磨)を手伝うため、彼の家で看護師のような働きをしていた。

無給ながら、蒼太の役に立てることに喜びを感じる潔子だが、
ある日、蒼太と蒼太の親友の隆道(加藤慶祐)が馬車の事故で大怪我をした少年を担ぎ込んで来る。


蒼太のそばで、てきぱきと動く潔子の凛とした姿に隆道は惹きつけられて、潔子を嫁にと望む。

 
一方、潔子の家では祖母、冨久(松原智恵子)が病を抱えていながらも薬を飲もうとしない。
春日局を見習って願掛けをしているようなのだが、誰のための願掛けなのかはわからない。


そんな中、新しい学校へ校長として赴任した父、忠近(渡辺裕之)が、暴力を振るう子供達に注意したところ、
教育者失格と父兄からの中傷を受ける。


まだ食べていくだけで精いっぱいの貧しい人々が世の中に溢れている時代。

忠近は、教科書や筆記具も買えない教え子らのために、
自らの給金から、教科書や筆記具を買ってあげており、そんな九堂家の暮らしも清貧なものであった。

有馬嘉一、蒼太の営む医院もまた、貧しい者からは治療費や薬代を取ろうとはせず、
そんな蒼太の生き方を、隆道は医者も霞を食べて生きていけるわけではあるまいと笑った。

しかし、それは蒼太の、いつも弱い立場の人を守ってあげたいという信念によるものであった。

だが、そんな蒼太の願い空しく、せっかく命を助けた馬車の事故で大怪我をした少年は、
「無料で手術をしてもらった上にもうこれ以上の迷惑は掛けられない」という母親の遠慮から、
具合が悪くなっても連絡をして来ずに命を落としてしまった。

貧しさゆえに命を落としてしまわねばならない人々がいる。
そんな世の中に心を痛め沈む蒼太。
潔子は、そんな蒼太に寄り添い「私はいつまでも蒼太さんの傍にいて、いっしょに苦しんだり悲しんだりしたいのです」と言う。
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潔子爛漫 ネタバレ 1話 [潔子爛漫 ネタバレ 1話]

「潔子爛漫~きよこらんまん~」
東海テレビ・フジテレビ系 (毎週月曜日~金曜日午後1時30分~1時58分)
◇2013年9月2日~10月25日 全39話 放送予定。

福田沙紀 昼ドラ初主演!

◇内容
明治28年、日清戦争の勝利に沸く日本。元士族の娘・九堂潔子(福田沙紀)は、武家としての誇りを教えられながら慎ましく生活していたが、父が偽りの横領事件で逮捕されたことで、周囲から"汚職教師の娘"というレッテルを貼られてしまう。潔子の幼なじみで医師の有馬蒼太(石垣佑磨)は、豪商の渋澤弥彦(合田雅吏)に「金で救い出してくれ」と頼み込むも、渋澤は土下座を要求。膝をついた蒼太を目撃した潔子は、渋澤に「蒼太さんの誇りを奪ってまで、父は助かろうとしておりませぬ」と言い放つ。ところが、この出会いが3人の運命を複雑にしていくことに。

◇キャスト
福田 沙紀 / 石垣 佑磨 / 合田 雅吏 / 高知 東生 / 渡辺 裕之 / 赤座 美代子 / 松原 智恵子 ほか


潔子爛漫 ネタバレ 1話

明治10年の秋。

西郷隆盛が切腹をし武士の時代が終わりを告げようとしていたその年、
元士族の九堂家に待望の第一子が誕生する。

生まれたのが女の子だったため、嫁の文乃(大鳥れい)は肩を落とすが、
当主の忠近(渡辺裕之)は「潔い子に育つように」と願いを込め、娘に"潔子"と名付ける。

 九堂家に出入りする町医者、有馬嘉一(五代高之)の一人息子で6歳になる蒼太(樋口海斗)は潔子を妹のように可愛がる。

「僕がきいちゃんを一生守ります!」蒼太の言葉に九堂家の面々は微笑みを浮かべる。


 
5年後、潔子(舞優)が5歳になったときの事。

潔子を産んだあと、子宝に恵まれずに肩身の狭い思いをする母、文乃を励ましたくて、
神社にお参りに行った潔子は見知らぬ男に連れ去られそうになる。

一緒にいた蒼太(竜跳)が助けようにも相手にならぬ中、一人の男が現れて潔子を救う。
男は東京都の役員、二宮盛道であった。

潔子を守れなかった自分のふがいなさに肩を落とす蒼太は父に、
もっと強い男になると誓う。

一方潔子は、祖母、富久(松原智恵子)から「女の生きる道」を教わると共に、九堂家の女に代々伝わる手鏡を手渡される。

そしてまた13年の月日が流れ、潔子(福田沙紀)は18歳の美しい乙女に成長していた。
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潔子爛漫 動画 [潔子爛漫 動画]

潔子爛漫 動画をご紹介します。

まずは、
①【公式】昼ドラ「潔子爛漫」制作発表の動画を御覧ください。



豪華俳優陣で、見応えがありそうです。

続きまして、
②【公式】昼ドラ「潔子爛漫」ダイジェストの動画を御覧ください。



武家に生まれた女性の生き様を見て、なんだかスカッとします。

潔子爛漫は昼ドラには珍しい感じの設定ですが、中身はさすが、恋愛系の話となっています。

第一話を見ると、やはりはまりそうですね。

以上、潔子爛漫 動画情報でした。
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潔子爛漫 あらすじ [潔子爛漫 あらすじ]

潔子爛漫 あらすじ 情報ですよ!!

10月7日放送予定の第26話の 潔子爛漫 あらすじ の前に、動画をご覧下さい。



女子衆のキミ(村崎真彩)の体調を気遣い、仕事を代わりに引き受ける潔子(福田沙紀)。そんな潔子に嫉妬した久仁子(富永沙織)が高く積まれていた木箱を潔子に向け強く押し出す。崩れてくる木箱からすんでの所で潔子を救ったのは弥彦(合田雅吏)だった。潔子に覆いかぶさり、荷の下敷きになってしまう弥彦。懸命に呼び掛ける潔子の声に弥彦の反応はなく...。
 鎖骨を折ったものの、命に別条はなかった弥彦。潔子は一生懸命世話をし、駆けつけた蒼太(石垣佑磨)に「もう迷わない」と告げる。弥彦がその身を挺して自分を守ってくれた。それだけで十分だ、と。そんな潔子の様子に深く頷く蒼太だったが、一方で弥彦を診察した際、気がかりなことがあって...。
 一方、たつ(赤座美代子)は事件を起こしたのが久仁子だと分かっていた。どう決着をつけるか思案するたつだが...。
番組ホームページより抜粋

潔子爛漫 あらすじ 情報でした。
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