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潔子爛漫 ネタバレ 8話 [潔子爛漫 ネタバレ 8話]

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潔子爛漫 ネタバレ 8話


潔子は木村屋の使いで、渋澤商會へ集金に出かける事になる。
その前日「明日、蒼太さんに会えるかしら?」と仄かな期待に胸を弾ませる潔子。

その夜、渋澤商會では、
造船所と話を付けて戻った弥彦(合田雅吏)のもたらした「大型船を作る」というニュースで沸き立っていた。
渋沢の印を付けた船が商品を載せて世界の海へ乗り出し、本格的に外国を相手に貿易を開始するのだ。

日本ブランドの船と渋澤商會の世界デビューである。


木村屋の方ではあてがわれた売春の仕事を終えて女中部屋へ戻ったお紺(幸田尚子)が愚痴を零しているところへ、
礼儀正しい潔子が就寝前の挨拶に来たので、潔子はたちまち女中達のからかいの対象になる。
お紺もまた、苦労知らずなお嬢様育ちの潔子の汚れなき佇まいに腹立たしさを覚えていた。

その頃、渋澤商會では、丁稚奉公で一番身分が下の立場である蒼太が、
一日の仕事を終えて漸く夕食にありつこうとしていたが、
おひつの中にほとんど御飯は残っておらず、
味噌汁も具はなくなり冷えた汁だけが僅かに鍋に残っているのみであった。
それでも、おひつにこびり付いたほんの僅かな御飯を掻き集めて、汁と共にdき込み、
昼間聞いたスケールの大きな渋澤商會の世界デビューに思いを馳せて、
「いつか自分もそんな大きな商いをしてみせるぞ」と決意を新たにしていた。


潔子が渋澤商會を訪ねた時、あいにく蒼太は留守にしていた。
そこにいた弥彦(合田雅吏)は潔子の姿に驚きつつ、
「武家の誇りが売り物の貴女が木村屋の掛取りとは」と潔子に皮肉な言葉を投げつける。

「釈放された後、校長は亡くなったそうだな。これがお前の望んでいたことか?」
その言葉に潔子は毅然として「後悔はしておりません。父の誇りは守れましたので」と告げた。
そんな潔子が何やら気になる風な表情を浮かべる弥彦であった。

潔子とすれ違いに、蒼太が渋澤商會の大女将である渋澤たつ(弥彦の母/赤座美代子)に伴われて木村屋を訪ねていた。
木村屋の女将(比企理恵)がペコペコして出迎え、蒼太を玄関先で待たせて上の座敷へ案内して行った。
たつは行儀良く躾けられた千代にもてなされて、一目で千代を気に入る。


その頃階下では、潔子が集金から戻り、
玄関先で待たされていた蒼太と再会する。

潔子が働くことに胸を痛める蒼太だが、蒼太は潔子もまた自分の道を、しっかりと歩みだしている事を確認して安心する。
と、そこへ、木村屋の主人、木村権蔵(金山一彦)が「整理をしたいので手伝って欲しいと」潔子を呼ぶ。
別れ際、潔子は、
ここにいるのはお金のためだけではなく「ずっと傍にいる」と言った蒼太との約束のためでもあると告げた。
蒼太は「ありがとう。僕も頑張るよ」と笑顔で述べた。


潔子が暖簾の向こうへ消えるのと入れ替わりに、たつが階段を下りてきて
「あの時のお武家の娘。ここにいたんだねぇ~」と言った後「さぁ、帰るよ」と店を後にした。
蒼太は、先ほどの潔子の言葉が嬉しくてたまらない表情を浮かべながら、たつの後に続いて店を出て行った。


自分の仕事部屋へ潔子を呼んだ権蔵は、潔子に後ろから突然抱きつき貞操を奪おうとするが、
あっけなく八重に見つかり、怒られる。

だが八重は権蔵ばかりでなく、潔子の事も
「人の亭主に手ぇ出すなんてとんでもない女だね!」と睨みつけるが、
潔子は「私は何もしておりません!ご主人が突然に。我、家名を汚すような事は断じて致しません」ときっぱりと反論する。

すると八重は「武家だからと言ってうちの商売を見下しているんだろう!」と言いがかりを付けて
潔子が「見下してなどいない」と主張すると「見下していないんなら今日から女中をしな!」と狡賢く話をすりかえて、
潔子の仕事を帳簿付けから女中に変えてしまう。

女中の仕事が、その裏では何を意味するのか知らない潔子は、祖母からもらった鏡に向かい
「帳簿付けの仕事は出来なくなってしまったけど、どんな仕事でも商家の仕事ならきっと後の役に立つ」と呟き、
自分に言い聞かせる。


さて場面は変わって渋澤商會。
たつは、さも美味しい商売に繋がる相手を紹介するという作り話をして、弥彦を木村屋へ連れ出す計画を実行した。
それにつられて、たつと共に木村屋へやってきた弥彦であったが、
それが仕組まれた千代との見合いの席であった事を知ると、千代の顔をジッと覗き込み、鼻で笑って、席を後にしてしまった。
その時、弥彦は、女中の着物を着ている潔子に出くわし、奇妙に思うが何も言わずに立ち去る。

弥彦が渋澤商會へ戻ると蒼太が店先の掃除をしていたので、
弥彦はつい気になって蒼太に「あの娘、女中になっていたぞ」と話す。
弥彦は女中の裏の意味(売春)を知っているが、世間知らずの蒼太は知らない。
だから蒼太は「あの人ならどんな事になってもきっと大丈夫です」と呑気に答える。

弥彦達が店の中に戻ると、外人のお客が訪れており、英語を喋れる人間のいない渋澤商會の社員達はパニ食っていた。
それを知った蒼太は慌てて外人客の元へ駆け寄り流暢な英語で
「お待ち下さって恐縮でございました。主人も今、戻ったところです。私達があなたのお話をお伺いしましょう」と、
社長室へ彼を誘った。
弥彦はこの一件で蒼太を拾い物だったかもしれないと思うようになる。


木村屋での弥彦の態度を巡って、たつと弥彦は言い争いをする。
尚も千代を後妻に勧めるたつに
「仕事の邪魔をしないで下さい」と、弥彦は、まるで興味がない。

その同時刻、木村屋でも、千代が弥彦の態度に憤慨し、嫁に行くなら二宮隆道(加藤慶祐)ではないと嫌だと、
八重に不満をぶつけていた。
そこへ当の隆道が現れ、二人のテンションは一気に上がるが
隆道の「潔子さんは?」の一言で、千代の気分はまたしても急下降する。

座敷で、隆道が千代に潔子の事を尋ねていると潔子がお酒を持って現れて、女中の着物を着ていたので、
隆道は驚く。
女中の仕事の真意を知らない潔子は、隆道が心配しても
「私なら大丈夫です。キチンと務めたいと存じます」と答えた。
だが隆道は納得せず
「あなたの仕事は僕が探します。僕に任せてください」と言い残して出て行く。


潔子の事で頭が一杯な隆道の様子を目の当たりにして、はらわたが煮えくり返った千代は、
潔子に「あなたなんか友達と思った事なんかない。あなたなんか死んだらいいのに」と辛辣な言葉を浴びせる。


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